こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
本日14日、開催予定だった豊洲市場問題調査特別委員会が、理事の欠席が相次ぎ「突如として中止」となったという報道がありました。
豊洲移転問題特別委、理事欠席相次ぎ突然の中止!都民ファースト優勢の新体制前に“プチ騒動”
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170714-00000168-sph-soci
しかしながらこちらの内容は、極めて不正確な部分が多いため、事実関係を整理・確認しておきたいと思います。
そもそも、この特別委員会は都議の任期が切れる7月22日までです。この時点で、委員長を含む多くのメンバーが入れ替わります。
残り1週間となるこの時期に、自民党委員が多数を占める旧メンバーで理事会のみを行うことは、目的が不明確、あるいは政治的な意図があると判断せざる得ません。何より、来週にはメンバーが変わるわけですから、二度手間となって非効率の極みです。
こうした理由等により、自民党以外の多くの会派が開催には反対し、「突然開催すると言われても、スケジュールの調整だってつけられない」と事前に伝えていたにもかかわらず、委員長は理事会の開催を決定。
理事会招集は委員長権限なので、開催を決定して通知するのは自由ですが、他の理事たちにも意見や都合があるわけですから、従前に伝えていた通り多くの会派がやむなく欠席を申し入れました。
その結果、開催を決定・通知していた委員長が出席状況を見て、自ら最終的には不開催を判断したというのが事の次第です。
つまり、きちんと決まっていた理事会を他の委員たちがボイコットしたのではなく、そもそも開催自体に不同意であった上、ほぼ無調整の日程で開催告知をされた理事会に出ることができなかったというのが正確な説明になります。
「そんなものは詭弁だ、結局は議論から逃げているではないか!」
「状況が色々と変わっているのだから、議会は早く議論を始めろ」
というご意見はあると思いますし、議会として引き続き市場移転問題に向き合う必要があるのは当然のことです。
7月2日に民意が示され、それによって選出された議員が7月23日から登場します。新たな委員に私が選出されるかどうかはわかりませんが、いずれにしても新メンバーでしっかりと、市場移転問題を論じていくよう働きかけを続けて参ります。
取り急ぎ、ご説明まで。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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