こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
都政では、一般人や民間企業の感覚では「当たり前」にすぎないことが行われてこなかったので、改革が進んだと報告しても
「え、そんなこともやってなかったの?!」
と驚かれることが非常に多いです…。
そして「当たり前」すぎて地味なためか、大きくメディアには取り上げられていないのですが、5月30日に行われた都政改革本部の会議で、主に情報公開を中心としたこれまでの成果が報告されました。
都政改革本部の顧問、上山先生のツイートを元にいくつか紹介していきたいと思います。
小池改革で
ついに都庁の審議会のすべてが会議概要を公表する仕組みに変わった。 https://t.co/rOHhtCZCeQ— Shinichi Ueyama (@ShinichiUeyama) 2017年5月30日
もっとも大きいのはこれですね。有識者などで行われ、政策決定に大きな影響力をもつ「審議会」。都政には300以上が存在しますが、そのほとんどが「実質非公開」で行われていたりするなど、極めて閉鎖的な状態が続いてきました。
参考:行政の縦割り爆発で、東京都の情報公開がまったく進んでいない件 (2015年10月)
http://otokitashun.com/blog/daily/9273/
※実質非公開
ステイタス上は公開、または一部公開となっているが、日時などが告知されていないため、傍聴人やメディアが見ることができなかった状態のこと
これらのあり方が大きく見直され、個人情報などの関係でやむなく非公開となる審議会も含めて、すべての議事概要が公開されることが決定されました。
皆さまの税金で運用され、意思決定を大きく左右するにもかかわらず、ブラックボックスに閉ざされていた部分が大きかった審議会。ようやく「当たり前」の「あるべき姿」にすることができました。
その他にも、情報公開の手数料が無料になったり、
まだまだ、たくさん小池改革。情報公開の手数料も知事がトップダウンで無料化 pic.twitter.com/Cl0xBThOTn
— Shinichi Ueyama (@ShinichiUeyama) 2017年5月31日
都が支出するすべての補助金の情報公開も徹底されることになりました。
都庁はすべての局の補助金の情報公開を決めた。支払い先、金額、目的など全面公開される。 pic.twitter.com/dnsXAjMQVb
— Shinichi Ueyama (@ShinichiUeyama) 2017年5月31日
「情報公開」は私がもっとも力を入れて、当選当初から主張してきた主要ポリシーの一つでした。
これまでテコでも動かなかったものが、任期の終盤になってこのように次々と変わっていく姿を見られることは、非常に感慨深いものがあります。
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その他にも、こちらも私が従前から指摘している都の見づらい&高いホームページの見直しや、
外郭団体改革や、公文書管理制度など、山積みとなっている課題にも着々と手がつけられています。
小池知事の外郭団体改革が、エンジン稼働。急ピッチで進めるが、議会が変わらないと実現しない pic.twitter.com/QVtSXbdlb8
— Shinichi Ueyama (@ShinichiUeyama) 2017年5月31日
都庁は、公文書管理条例を議会に提案することを決めた。全国の県で5番目。国の森友事件みたいな書類破棄がなくなる。 pic.twitter.com/NoTeL8S8Ve
— Shinichi Ueyama (@ShinichiUeyama) 2017年5月31日
これらはすべて、都知事が変わらなければ実現しなかった改革の数々だと断言できます。
こうした改革をさらに前にすすめるために、今度の都議会議員選挙では、議会もまた変わっていかなければなりません。
様々な批判もありますが、やってきたこと・やるべきことをしっかりと多くの都民の皆さまにお伝えし、きたる都議選で公正な審判が受けられるように活動していく所存です。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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