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4/10 東京都知事選挙 -リベンジせよ、若者-

政治コラム

こんばんは。音喜多です。
二回目の投稿となりますが、勝手がわからず緊張しますね。。

先の日曜日に、統一地方選挙の前半戦である
都道府県知事選挙が終了致しました。

私は東京都在住ですので、今回は
東京都知事選挙について筆を取らせていただきます。

結果はみなさんご存知の通り、公約を翻して出馬した
78歳の四期目、石原慎太郎氏の当選となりました。

石原慎太郎  2,615,120票
東国原英夫  1,690,669票
わたなべ美樹 1,013,132票
小池あきら   623,913票

ただ、20代、30代の若者層の間では
東国原氏への支持の方が高く、40代でも互角の闘いでした。
それなのに、結果は100万票の大差がつく石原氏の圧勝。

これの意味するところは何か。

若者が選挙に行かなかったのです。

こうした「近頃の若者は選挙に行かない」議論があがると、
当の若者たちからこんな反論が出ます。

「絶対数として、年配層の方が多いから無理」
「数が少ない若者が頑張ったって、結果は変わらない」

確かに、少子高齢化が著しく進む日本全体で見れば
一見このロジックは正しいように思えます。

しかし、日本中から夢を持った若者が集まる街、
東京ではこの事実は当てはまりません!

東京都の有権者数(人数/シェア)

20代 165万人(15%)
30代 218万人(21%)
40代 187万人(18%)
50代 147万人(14%)
60代 164万人(15%)
70以上 181万人(17%)

一番の多いのは30代。
20代の数だって、50代、60代に負けていません。

しかしながら、実際に投票した
「有効投票数」となると、こうなります。

本都知事選の世代別有効投票数(人数/シェア)

20代 55万人(9%)
30代 95万人(17%)
40代 102万人(18%)
50代 92万人(16%)
60代 119万人(20%)
70以上 119万人(20%)

なんと、

20代は100万人以上が投票を放棄、投票率は約30%です。
30代も半数以上が選挙に行っていません。

人数比では互角の闘いだったはずが、
有効投票数であっさり50代以上に水を空けられてしまっているのです。

このデータから見れば、少なくとも東京に関して言えば
「老人が多いから、選挙に行ったって無駄」という理屈は
破綻していることが一目瞭然です。

選挙の度に何も変わらず失望し、政治不信になってしまった…
そんな若者が数多くいることも確かです。しかし、だからといって
投票を放棄する行為は「天に唾する」に等しいことだと思います。

「若者は、どうせ選挙に来ない」とタカをくくられれば
ますます高齢者主体の政策が採用され、進んでいきます。

「投票が無駄」ということはありえません。
若者の投票率が上がることそれ自体が、
政策の意思決定に少なからず影響を与えるのです。

24日は、市議会・区議会議員選挙があります。
(もちろん、若者に限りませんが)一人でも多くの方が
選挙権を行使して政治に意見表明することを、強く願ってやみません。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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