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新年会にも使ってます?!都議会議員の「政務活動費」が公開されました

都議会の話

本日より、東京都議会議員たちの
平成25年度政務活動費の使用用途が公開されています。
早速、夕刊でいくつか記事になってますね。

都議会政務活動費月60万…タクシー年8百回も 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140806-OYT1T50101.html?from=tw

>自民党の都議は1月から2月の間に、新年会など100件以上の会合に出席。
>多いときは、1日6件も“はしご”した。政活費から支払った会費は計約59万円だった。

>自民では、多くの議員が数十件単位の新年会費を政活費から支出した。
>幹部の一人は「地元の意見を聴取する貴重な機会」と説明する。都議会の使途基準では、
新年会費は「意見交換や情報収集を目的として参加する会費」として1回1万円まで認めている

というわけで、毎年新聞で必ず取り上げられては
さして話題にもならずに消えていくのですが、今年も多額の政務活動費が
飲食を伴う「新年会」等に使われていることが指摘されています。

私たちみんなの党Tokyoは、飲食を伴う地域の会合が
「意見交換や情報収集の場」として機能しているか、極めて疑問視しています

そうした側面も皆無ではないと思いますが、
やはり、選挙のための顔見世と考えられても仕方ありません。
そのため、私どもは

「飲食を伴う地域会合の会費は、原則として政務活動費を使用しない」

ことを申し合わせています。出席する場合は、すべて自腹です。
(選挙区外の会合に、公務として出席する場合に使用することがありえます)

実際、選挙が行われた年である平成24年度は、
各会派が

「選挙活動と混同されないため」

として、新年会への政務活動費使用を自粛していました。
え、だったらそれ、毎年自粛すればいいのでは…?
つまり、新年会に使用している会派・議員たちも薄々は(!)

「選挙のための活動(だと思われるかもしれない)」

と自覚しているわけです。
それでも選挙がない年にはこうした使用用途が横行するのは、

「有権者はどうせ、選挙直前の行動しか見ていない」
「例えマイナス印象がついても、たくさん会合を回った方が結果として選挙にプラス」

と、議員たちがタカをくくっているからでしょう。
実際前述のように、結局は新聞記事くらいにはなっても、
大きな話題にならずに消えていくのが常ですからね…。

ちなみに今回、新年会の会費については、
別の問題も発生しているようです。

会費なし新年会に政務活動費 自公都議が支出
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014080602000248.html

「…会費なしの新年会??」

と思った方は、私の過去記事をご参照ください。
この世界、こんなヘンなことばっかりです。

タダ or 1万円?複雑すぎるぞ!政治家と「会費」の仕組み
http://otokitashun.com/blog/daily/2211/

そんなわけで、新年会やタクシーにほとんど支出のない
われわれみんなの党Tokyoメンバーの政務活動費は、

「突っ込みどころがなくて、面白くない」

と馴染みの記者さんからお褒めの言葉(?)をいただいたのですが、
それでも2点ほどご指摘があったので、事前に説明しておきます。
(記事になるかわかりませんけど)

簡単に言うと、「領収書なし(紛失)」の支出が2件ありました。
一つは書籍代、もう一つは交通費です。

写真 1

書籍はこのように、
ちゃんと現物もあって実際に購入しておりまして(苦笑)、

写真

通販(Amazon)で購入した履歴が残っていたので、
受領書は必要ないだろうと勘違いしてスタッフが捨ててしまったためです。
もう一件は、スタッフ交通費(定期代)。

写真 3

こちらもスタッフがうっかり領収書をもらわなかったため、
支払証明書と現物のコピーを付けて申請し、政務活動費をあてさせていただきました
支払証明書とは、領収書がない理由をきちんと書いて説明するための書類です。

どちらも2013年8月~9月頃の当選まもない頃、
スタッフが初めての業務ばかりの中で発生してしまったミスです。
今後はこのようなことがないように、十分注意して参ります。

ちなみに、この領収書紛失の「支払証明書」を毎回出しまくって、
それで数百回の交通費を横領していたのがあの野々村竜太郎議員ですね。
現物のコピーもルート記載もないのに、兵庫県議会局はよく通したよなあと、つくづく。。

そんな都議会議員たちの政務活動費の内訳および領収書は、
マスコミではなく一般の方々でもご覧いただけます。

平成25年度分の政務活動費に係る領収書等の写しの閲覧開始及び
東京都議会政務活動費調査等協議会の「提言・意見」について

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/info/release.html

場所は都議会議事堂(都庁内)の経理課閲覧室、
時間は平日の9時から5時半まで…って、そんな時間に
マトモな社会人がチェックに来れるかーい!!といつもの突っ込み。

ほんと、厳しい監視の目に政務活動費を置く意味でも、
一刻も早くインターネット公開に踏み切るべきだと思います。
そうすれば、新年会とかへの使用も自粛が進むんじゃないですかね…。

私は使用の内訳を自主的にネット公開しておりますので、
よろしければ下記の記事からご覧くださいませ。
(領収書は、全部PDFにしてアップする手間が…やってもいいんですが。。)

合計420万円、平成25年度政務活動費の使用用途を全公開!
http://otokitashun.com/blog/togikai/3493/

もし万が一、お時間がある方がいれば、
自分の自治体都議会議員の支出をチェックされてみてはいかがでしょうか?
明日の朝刊でも、都内版には続報が出ると思います。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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