「当選おめでとう!これでモテモテだね!」
「その若さで議員さんなんて、引く手数多でしょう?」
「早く身を固めた方がいいよー結婚式には呼んでね!」
当選してからはや4ヶ月…
会う人会う人に聞かれるのがお金の話と、女性関係(-_-;)
とうとうこれを赤裸々に検証する時が来た!
果たして本当に、議員(政治家)はモテるのか?!
なった人にしかわからないこの疑問。
本日はとある新人議員(30歳独身、彼女ナシ)のケースを
詳細に分析することで、その秘密に迫ります!
それでは早速、めでたく政治家になった某氏が
妙齢の女性と会話している時にどんな展開が起こるか見てみましょう。
ケース1:
政治家の嫁とか無理
「内助の功」という言葉に代表されるように、
政治家にとって妻の役割は非常に大きなものです。
各種会合に一緒について回ることはもちろん、
分身として代理出席をすることもあります。
選挙ともなれば支援者にとにかく頭を下げて、
罵声や批判にも笑顔で対応、どんな人にも駆け寄って握手をする…
女性「…ていうのが政治家の妻でしょう?私には絶対無理ね」
某議員「いえ、でもそういう役割も時代とともに変わりますし。。」
女性「じゃあ、今回の選挙は家族に手伝ってもらわなかったの?」
某議員「・・・」
完 全 敗 北
ケース2:
北区に住むとか無理
議員にはもちろん、当選する「地盤」というものがあります。
厳密には東京都議会議員の場合、東京都にさえ住んでいれば
どこの選挙区からでも出馬できるのですが、さすがにそこに住んでもいない
議員に投票しようと思う地元の方はごく少数です。
つまり、政治家と結婚する=その地盤の土地に住む。
これぞ動かしがたい現実…!
「やっぱり新居はオシャレな港区あたり」
「山手線の内側はマスト」
「北区って埼玉県?」
全北区民が泣いた。
ケース3:
安定した収入がないのが無理
「結婚相手に求める条件は年収600万以上!」
なんてニュースが定期的に流れる昨今ですが…
不景気の時代、結婚相手に経済的安定を求めることは責められません。
首都圏の独身男女に聞く、結婚相手に望む年収は?
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1310/01/news060.html
議員報酬については給与明細を公開している通りですが、
議員は究極の有期雇用。長くとも保証されるのは4年まで。
議員年金も廃止された今、老後について何の保証もありません。
まあ直接面と向かってそんな話にはなりませんが、
言下に感じ取ってしょんぼりすることは正直あります。
ケース4:
生理的に無理
(省略)
結論:モテません。
いや、薄々感づいていましたけどね!やっぱりか、やっぱりだよ!
誰だよ、当選したらモテモテとか信じてたのは(僕です)
世間的に肩身が狭い×住む地域限定×収入が不安定、将来に保証一切なし
の三重苦。
どう考えてもサラリーマンの方が恵まれておりましたわ。。
(生理的な問題は仕方ないとして)
しかも、周りが気を使ってコンパとかに誘ってくれなくなったため、
出会いの機会が激減していることも申し添えておきます。
こうして世間から隔絶されていくのですね…(遠い目)
以上、ハロウィンが終わると途端に街がクリスマスモードになって、
今年も過酷な季節を迎えるにあたってご報告いたします。
将来的に議員を目指す方は、婚姻は済ませておくのがお勧めです。
まあ家族が出来たら、今度は選挙なんてリスクは取れなくなるんだけどね。
世の中、うまくいかんものです…。
現場からは以上です。
それでは、また明日。結婚なんてららら~
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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