昨日、
「東京都議会議員要覧」
が配布されました。
またもいかめしい名前ですが、要は全議員の
顔写真やプロフィール等が掲載された名簿みたいなもんです。
こんな感じで全員分載ってるんですが、
なかなか興味深いページがありました。
「第19期都議会議員年齢調」
平均年齢 53.0歳
最高年齢 74歳
最少年齢 25歳
70歳代 6人(うち女性1人)
60歳代 39人(同6人)
50歳代 33人(同12人)
40歳代 33人(同3人)
30歳代 14人(同2人)
20歳代 2人(同1人)
計127人(うち女性25名)
まあ、議員の平均年齢が高いことは今さら申し上げるまでもないのですが、
こうやって改めてみると「若者・女性の声が反映されない」のも致し方なし…
という状況です。。
注目すべきはこの「53.0歳」という平均年齢が
衆議院(51.9歳)の平均より高いという点です。
日本全国の平均年齢は44.9歳、東京都の平均年齢は43.8歳と
東京都の方が若者の比率が有意に多いにも関わらず、選出される議員では
その年齢構成が反映されていません。
これは都議選における低投票率、特に若い世代の
政治的無関心とも密接に関係があると思います。
ちなみに世界に目を向ければ、スウェーデンでは
2010年に18歳の国会議員が誕生して話題になりました。
スウェーデン国会議員の平均年齢は47歳
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110701/221222/?rt=nocnt
スウェーデンの国会では年齢構成も
50歳以下が過半数を占めているそうです(上記記事より)。
ただ、バランスを取るために付け加えると
日本の国会や都議会だけが突出して高齢化しているわけではありません。
アメリカでは上院議員の平均年齢は60.4歳、下院議員では55歳で、
最高齢には89歳の議員もいらっしゃる(!)そうです。
とはいえ連邦制を敷くアメリカでは国会議員の役割が
日本とは大幅に異なるため、一概に比較することはできません。
やっぱり個人的には、もっともっと若い世代の代表者を議会に送り出して、
多様性や先進性に溢れる価値観で政界を活性化していかねばなーと感じます。
これから先、圧倒的なマイノリティ世代であるオトキタに
どんな議会活動での困難が待っているのかはわかりませんが(苦笑)、
民間企業の年齢構成とはまったく違う政界の内情も、少しずつお伝えしていきたいですね。
それでは、また明日!
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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