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会派メンバー紹介!&【書評】地域再生、八王子からの挑戦

都議会の話

そういえば、都議会新会派が結成してからメンバー紹介をしてませんでした!
ということで本日は、自称

「改革四銃士」

のメンバーを紹介します!
僕はアトスかアラミスかダルタニャンのポジションでお願いします。
つまりポルトス以外でお願いします。

もろ

まずは我らが幹事長、両角穣都議(八王子選出)

埼玉大学大学院政策科学研究科にて公共政策マスター課程を修了し、
現在も国立大学法人政策研究大学院大学にてドクター課程に在籍する博識にして政策通。

八王子市議会を四期、副議長まで務めたその経験値で
都議一期生を率いていく頼れる我らがリーダーです!

…陰で「お父さん」とか呼ばれていることは内緒だ。←

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そして不動のNO2、上田令子都議(江戸川区選出)

働くオカンたちを代表して政界に飛び込んできた闘う政治家は、
今や「ハハノミクス」なる造語を残すまでになりました。
(彼女の著作「ハハノミクス」の紹介は次回の書評にて!)

舌鋒するどい議会での質問は、全職員に恐れられていたとかいないとか(笑)。
ウェブ黎明期からネット発信に熱心だったことでも有名。
内容大充実の通称「お姐」のブログはこちらから!

http://blog.livedoor.jp/edomam/

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最後を飾るのは会派のムードメーカー、塩村文夏都議(世田谷区選出)

動物たちをこよなく愛し、都会のど真ん中で時に人間たちから傷つけられる
貴い命を守るための活動を続けてきた信念の政治家です。

容姿に似合わず(?!)強く鋭い発言で、会議の流れが一変することも。
口癖は「おなかすいた」。

以上4名に下っ端オトキタを加えたみんなの党「改革四銃士」、
その活躍にぜひともご期待くださいませ(^^)

そして本日紹介させていただくのが、
我らが幹事長の著作

地域再生、八王子からの挑戦

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なんとわが会派は、4名中2名が
執筆して政策の本を出版しています!

僕もブログを8年くらいつけていますが、
やっぱりまとめて本を出せる力がある人はすごいと思います。

文章力、構成力、政策への知識の深さ。
そして出版に至るまでの社会的地位や信頼度。
どこをとっても、頼れる先輩に恵まれたなーと思います。

さて両角都議のこの著作ですが、八王子のことに触れつつも、
実はメインのテーマは彼の地方議員経験から来る

地方議会という存在への危機感

なのではないかと思いました。
この本の序盤では、彼が八王子議会で

議員条例

を出そうとして頓挫する顛末が書かれています。
学校の教科書では

立法機関

であるとされている地方議会ですが、
残念ながら立法(条例の作成)をしている自治体はほとんどありません。
知事や市長などが作成する政策や条例の追認機関となっているのが現状なのです。

両角都議は本書の中で、一期生のときに

「議員条例を提出することで、議会での議論が活発になる。
 それが議員たちの意識を変えていき、やがて市民にとっても政治が身近なものになるかもしれない。」

そう考えて、条例の提出に奔走します。
しかし、そこに立ちはだかるのが議会の慣習とそれを守る役人たちです。

首長たちの追認機関と化した地方議会では、

全会一致で、議論なく可決する

ことが『成功』とされ、そのために条例提出者の首長側、
つまり役人たちは事前の根回しに奔走することになります。
反対者を出すことは恥、対案の提出などもってのほか!というわけです。

条例は、一人の議員では提出できません。
一定数の議員たちの協力を得て提出することになります。
(ちなみに都議会では、この人数は11人です)

本書の中では、役人たちが条例提出に前向きな議員たちを
一人一人あの手この手で切り崩し、ついには両角市議(当時)が
一人孤立し、条例提出を断念するまでの姿が描かれています。

このことは、現在日本の地方議会が抱える
様々な問題点を示唆しています。

・「全会一致で、議論なく可決する」ことが『成功』とされている価値観
・そのため事前の根回しが常態化し、議会が形骸化していくこと
・条例提出には一定人数が必要だが、対等な立場の議員たちを取りまとめるのは極めて難しいこと
・さらに役人たちの「根回し」が、その合意形成をさらに難しくしていること

etc..

東京都議会でも、近年の議員提出による条例成立は「ゼロ」です。

たしかに議会を滞りなく運営していくためには、
首長側にいる役人にとって議会で議論など起こらない方がいいのかもしれません。

しかし本来の地方議会は「立法機関」であり、地方自治は「二元代表制」です。
首長の提案に賛成か反対かをするためだけに、高い給料が支払われているわけではないのです。

両角都議のこうした経験を含めて、地方議会の「あるべき姿」を目指し、
われわれ会派「みんなの党」は都議会での改革を進めていきたいと思います。

「なんだか、地方議会って大変そうだけど、もっと知ってみたいな…」

そう思われた方は、ぜひこちらのリンクからお買い求め下さい!笑
もちろん都議会の実態は、これからどんどんこちらのブログで発信してきます。

次回はもう一人の執筆者、上田令子都議の
ハハノミクス」を紹介予定です。それでは!

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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