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子育て・保育施設に理解を!子どもの声を「騒音」と見なす東京都条例、改正の流れへ

日々のこと

ご紹介が遅くなってしまって申し訳ないのですが、
明後日13日まで東京都が

「子供の声等に関する規制の見直し」

についてのパブリックコメントを募集しています。

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「子供の声等に関する規制の見直し」について意見募集します
http://www.metro.tokyo.jp/INET/BOSHU/2014/12/22ocm200.htm

昨年の秋ごろに一度、メディア報道で話題になっていた本件。
実は現在、東京都では環境条例によって子どもの声が「騒音」と見なされます

正確に言うと、子どもの声だけを特定して騒音としているわけではないのですが、
「何人も規制基準値を超える騒音を発生させてはならない」と規定されており、
子どもの声が騒音認定されてしまいます。

これによって何が起こっていたかというと、
幼稚園や保育所、あるいは公園の近くに住む人が「子どもの声がうるさいっ!」と主張すると、
基準値を超えた場合には条例違反として行政指導の対象となってしまっていた
わけですね。

そんな心の狭い人はいない…と思いたいところですが、
東京都が昨秋行った調査では、各自治体で1年間に1~6件程度の苦情があり、
実際に行政が対応していたケースがあったようです。。

確かに騒音に苦しむ人もいるので難しい政治判断にはなりますけども、
幼稚園や保育所を「迷惑施設」にしかねない本条例は改正されるべきですし、
子育てをしやすい環境を全員で作っていく決意を、条例改正という形で行政が示すべきだと思います。

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昨秋話題になった時に、

「なぜ『子供の声だけ』を対象外にするのか、法的根拠が不明瞭」

という指摘も一部からありました。
これに対して今回東京都は

・児童福祉法(昭和22年法律第164号)の「健やかに成長するという子供の権利」
・子ども・子育て支援法(平成24年法律第65号)の「一人一人の子どもが健やかに成長することができる社会の実現」

という二つのロジック(法的根拠)を提示して条例改正を検討するとしており、
これはなかなか筋が良いロジックです。素晴らしい!

パブリックコメントを募集するということは、
東京都の「本気度」はかなり高いと考えられます。
パブコメを最後の一押しとして、一気に条例改正案提出まで持っていくつもりでしょう。

私は、この東京都の条例改正を後押ししていきたいと考えております。
都民の皆様からのご意見は明後日まで受け付けており、メールでも送信できますので、
この東京都の条例改正に賛同したい方はぜひ冒頭のリンクから提出してみて下さい。

まずは若者がもっとも多い街ここ東京都から、
子育てがしやすい社会に向けた決意を示していきましょう!

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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