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「小さな政府」へのヒントは、ここにある?!財政破綻都市・夕張へ行ってきます

日々のこと

サラリーマン時代は毎月にように来ておりました、
北海道・札幌にほんっっとに久しぶりに来ております。
明日からの夕張視察に向けた前泊です。

「夕張」というと、メロンが思い浮かぶ人がいるかと思いますが、
日本初の「財政破綻都市」として認識されている方も多いかと思います。

私も実は、プライベートで4年ほど前に訪れておりまして、

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連休の最中にも関わらず、
多くのレストランや店舗は休業状態。

「あれ、定休日かな?」

と思ってみると、大きく『年中無休(=倒産・閉店済)』
書いてあったりして、その寂れっぷりになかなかの衝撃を受けたものでした…。

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かつては炭鉱の町として栄えに栄えた夕張市も、
エネルギー革命によって急速にその輝きを失い、
そこから「観光都市」を目指してバブル的投資を連発。

一時的には観光客が増加してもてはやされたものの、
そうしたハコモノに継続的な効果があるはずもなく、巨額の財政負担を抱えたまま、
ついに自治体としては日本初の財政再建団体に指定されました。

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現在の夕張市は、再生計画に基づいて徹底した行政サービスのスリム化を行い、
平成37年までの負債の完済を目指し、国や東京都からの支援を受けて
財政再生計画の執行に励んでいます。

なぜ今回、夕張を視察地に選択したかというと、
この「徹底した行政サービスのスリム化」がポイントです。
私たちは

・小さな政府
・民間でできることは民間で
・将来世代にツケを先送りにしない

などをその政策の柱としておりまして、
そのためには現在のあらゆる地方自治体による
過剰な行政・福祉サービスを削減し、行政は必要最小限な役割に留まるべきだと考えています。

しかし、この「必要最小限」というのは
人やその価値観によって大きく異なりますし、同じ党内の議員でも
考え方に少なからず隔たりがあることがわかってきました。

そこでヒントとなるのが、先行事例である夕張市の実態です。
夕張市は再生計画の中で、救急車の有償化や敬老パスの縮小など、
様々な行政サービスの削減を実施しています。

その結果は、削るべきもの・削ってはいけないものの
判断材料として貴重なデータになると考えられるわけですね。

民間人の時は、観光に訪れて

「うわー、アッテムト鉱山みたい…」

と失礼な感想を抱いただけで帰ってきてしまったのですが、
議員としての視点からは、学ぶべきものの宝庫でしょう。

※アッテムト鉱山
ドラクエ4に出てくる、毒ガスが噴出したことで廃坑・廃村になってしまう
悲劇的な村の名前。子どもの時にプレイするとけっこう怖い。
地獄の帝王であるエスターク先輩の産出地としても有名。

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(やたらとリアルだった、石炭博物館の人形…)

「夕張に行くなら、ぜひこんなポイントを押さえておけ!」

という情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、
ぜひともご教示いただければ幸いです。明日・明後日と夕張におります!

今晩は札幌市内にて、前職の人々や知人たちと旧交を温める予定です。
それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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