「オトキタさん、『女性が活躍できる社会をっ!』って訴えてるのに、
チラシ配りのときに女子がスタッフにいないってまずくないですか?」
グサッ…!
女性ばかりの会社で働いてはいたものの、生粋の男子校出身で
根が男子校マインドのオトキタの周りに自然に集まるのは、
気づけばいつも屈強な男ばかり…。
このままではいかん!
ちゃんと頼めば、女性だってお手伝いに来てくれるのですよ!
これまではまだ寒いから、体調に気を使って遠慮してたんだからねっ!
というわけで、出よ華組のみなさーん。
やっぱり女性が多いと華やかですし、
チラシの受け取りも格段に良くなりますね!
暖かくなって来ましたし、皆さまご協力を引き続き宜しくお願いいたします!
花粉症?ええ、重症です。
—
さて、本日は政治家への「個人献金」のお話をさせていただきたいと思います。
市民の方々は応援したい政治家を、
「個人献金」という形で支援をすることができます。
しかしながら、「献金して政治家を応援する、育てる」
という風習は、あまり日本にはありません。
例えばアメリカとの比較で調べてみたのですが、
2012年 オバマへの個人献金=約209億円
2012年 日本の政治家全体への個人献金=約35億円
…と、国同士の比較以前に
日本の政治家をすべて引っ括めても、
オバマ1人への個人献金総額の6分の1程度という状況です。
「お金で物事を解決しない」
というのは美徳とも言えますが、結論からいうと
個人献金の風習が根付かなければ、日本の政治を変えることは難しいです。
日本で政治や政治家といえば「しがらみ」「利権」「金に汚い」という
イメージがありますが、これは残念ながら半分以上は事実で、
特定企業や団体からの金銭的支援で身動きが取れなくなっている政治家は沢山います。
※「個人献金」と対極の概念にあるのが、
特定集団とのしがらみを作り出してしまう「企業団体献金」です。
こうした政治家が、いわゆる「既得権益」の代弁者となり、
日本のしがらみを作りだしているのですが、「金は力なり」で
彼らは強大な資金力と政治力を保有しています。
古い政治家たちに退場いただくには、しがらみのない新しい政治家を
たくさん議会の場に送り出す必要があります。しかし、敵は強大です。
あらゆる企業団体から利益提供や人的支援を受けた既存の政治家たちは、
その強大なリソースを武器に選挙で敢然と新人候補の前に立ちはだかります。
日本は特に選挙にお金がかかるようになっていますから、
しがらみのない新人候補がこうした壁を打ち破るのは非常に困難です。
それどころか、やがて志の清かった新人・若手政治家候補が
「まずは勝たなければ話しにならない!」と、企業団体献金に手を染めて
結局は古い政治家の仲間入りをしてしまった例は枚挙に暇がありません。
最近では、「企業団体献金は一切受け取らない!」と名言していた
日本維新の会までが、太陽の党との合併時にその宣言を撤回してしまいました。
同じ改革政党として志は近いものの、一度でも企業団体献金に手を染めた政党が
果たして改革の精神を貫けるのかは、非常に不安が残るところです。
話しが少し逸れましたが、こうした状況を改善していくためには
お金のかからない選挙に変えていくのと同時に、
「自分たちが政治家を育て、議会に送り出すのだ!」
という高い民主主義精神を有権者ひとりひとりが持ち、
新しい政治家たちに一票を投じる以上の応援をしていかなければならないと思います。
それが政治活動への参加であったり、個人献金であったりするわけです。
日本では政治は「宗教」と同じ位置にカテゴライズされ、
人前では話すべきではない、ましてやそこにお金が絡むなんて持っての他!
…という段階だと思いますが、やはりこのままでは、国の将来は暗いと思います。
「誰か(官僚や偉い人)が決めてくれる」と思うのではなく、
自分たちが政治を、社会を大いに議論し、政治家を育てて、
自分たちの国のルールや枠組みを作っていく。
その民主主義の成長の一つの指標になるのが、
もしかしたらこの個人献金の金額なのかもしれません。
—
なお、ひとりで日本の政治家たちの6倍(!)もの献金を集めた
オバマたちの戦略はすさまじいものがあります。
■
・献金者の個人的なエピソードをオバマのブログで紹介
・25万人目の献金者はオバマと電話で話せる
→会話の録音や献金者の反応はブログで紹介され、多くの共感を呼んだ
・特定の週に25ドル「以下」の献金をした人の中から4人を選び、オバマと
ディナーをしながら地域の問題を話し合うチャンスを提供
→献金の敷居が低くなり、初めて、または2度目の献金につながった
・以前に献金したことのある人に対し、初めて献金する人の「サポート役」として、
その人と同額の寄付をし、献金後にメッセージ交換してくれるよう協力を要請
→献金という孤独な作業を触れ合いの場としつつ、献金額を2倍にした
■
…お国柄ももちろん違いますが、
ここまで「個人献金」をあからさま駆り立てるのが凄い!
オバマ陣営はやはり、献金を「民主主義参加のプロセス」として位置づけ、
それが盛んになるのを国や民主主義の在り方にとって大変重要視していたようです。
一人称に「We」を多用し、他の誰でもなく、「自分たち」が政治の主役だと
ずっと訴え続けてきた世界のリーダーの行動や考え方には、
なかなか重みがあると思います。
アメリカほど極端ではなくても、日本にも
「個人献金による政治家の応援」
というプロセスが根付き、近い将来にはしがらみのない、
真の民意の代弁者によるまっとうな政治が行われる日が来ることを、
イチ政治家の卵として願ってやみません。
…そんなわけで、虫のいい流れで恐縮ですが、
「ちょっと献金、大事じゃん?」
「私も自分で政治家を、育てなきゃ!」
と思われた方がいらっしゃいましたら、
ぜひとも下記のページより実践をご検討下さいませ。
正直いま、自分ひとりの力では、難しい情勢です。
皆さまの助力が必要です。伏してご検討をお願い申し上げます。
おときた駿への献金のお願い
http://otokitashun.com/contribution/
3月も後半戦、引き続き全力で頑張ります!
引き続きのご指導ご鞭撻、どうぞ宜しくお願いいたします。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
twitter @otokita
Facebook おときた駿
Instagram @otokitashun
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