自民と維新による連立政権が正式に発足しました。結論から申し上げると、複雑な想いや嫉妬心やセンチメンタルはいったん脇において応援することにしました。
いや、批判していたわけでもない(つもり)ですけども。
「政策実現をすれば政党が消滅しても良いとは私は言えないし、言いたくない」
という先の発言に「自己保身」「議員という身分にこだわっている」というご指摘がありました。
これは決して、自己保身から申し上げているわけではありません。連続落選&色々なものを丸出ししてきた私に、今さら保身するものは何もなし(居直り)。
「政策実現」といっても、ほとんどの政策はある時点で明確に達成されるものではありません。
法律が可決されたり予算がついたとしても、それが着実に進んでいくことを見届け、後押しを続けねばならない。
そういう意味で、とりわけ社会保障制度や統治機構というこの国の大改革をやり遂げようと思うのなら、(あえて言えば)法律や予算の一つや二つが通ったからと言って党が消滅してもらっては困るのです。
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短期的には、熱狂と強い期待を持って発足した自維政権は「大成功」と言える船出をしたと思います。
しかし、特に維新にとってはここから極めて厳しい道のりが待っています。
自民党に裏切られたり、あるいは少数与党で法案が通せず政策実現できなければ、期待が萎んで埋没・消滅。
あるいは政策実現をしたとしても、「だったら自民党で良いな」となって評価されず、大きい方に飲み込まれて吸収・消滅。
非常にリスクが高く、分が悪い賭けに出たと思います。
しかし一方で「維新がいたからこそ改革が進んだ」「これからも維新が必要だ」という評価を得られる可能性だって勿論ある。
第三極は政界を再編するための化学反応を引き起こす「触媒政党」。
一過性ではない改革の推進力を維持するために、触媒を消滅させるわけにはいかない。
熱狂と期待を実感に変えるために必要なのは、とにもかくにも政策実現。
そのために今の私にできることは、合意文書で両党が高らかに掲げた社会保障制度改革・社会保険料を下げる改革に対する世間の関心を高め続けること。
「社会保険料引き下げを実現する会」としては来月にも、強い発信力・影響力を持つあの方を招いて勉強会を開催したいと考えています。
というわけでさとうさおりさん、私のこと嫌いだと思うけど日程調整の連絡に返信をお待ちしております。
さあ、ここからだ。みんなで日本を良くしよう。
ゾス!!
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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