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百田尚樹氏の「30歳超えたら子宮摘出」発言から、公党代表の言葉の重みを考える

日々のこと

先日、日本保守党代表の百田尚樹氏による「(少子化対策として女性は)30歳を超えたら、子宮摘出手術をする」という驚くべき発言が物議を醸しています。

政治家および公党としての責任と危機管理の観点から、私なりの見解を述べさせていただきます。

まず断言しておきますが、この発言は仮定の話や冗談としても、断じて許されるものではありません

女性の人権を完全に無視した暴言であり、政治家どころか一般人としても、ネットを含む公の場では口にするのが憚られる内容です。

百田氏はこれまで作家として活動してきましたが、今や国政政党の代表という立場にあります。

公人としての責任は格段に重くなったはずなのに、このような発言をしてしまったことは極めて問題だと言わざるを得ません。

逆に言えば公党代表となる前であれば「これも百田節」と言われて終わった可能性もあり、それほど公人、公党の代表という立場は重いものだとも言えます。

さらに気になったのが、批判が集まった初期段階での対応です。

「切り抜き」や「アンチからの批判」と開き直ったことは明らかな悪手でした。

さすがに言葉の内容としても文脈として、「切り抜き」で対処できるレベルではなかったことは明らかです。

その後、百田氏は謝罪に転じましたが、これは正しい対応であり、やはり最初からこのような姿勢を取るべきでした。

危機管理の観点からも、問題発生時には速やかに謝罪し、真摯に反省する姿勢が重要であることは言うまでもありませんが、

この大SNS時代にあっては、政治家のみならず、経営者など責任ある立場にある人材にとってますます重要な姿勢・スキルになるでしょう。

この一件は、政治家の言葉の重みと危機管理の重要性を再認識させる出来事です。

百田氏の件を他山の石として、改めて政治家の言葉の重みを痛感します。

私も炎上しがちですので…

落選中の身の上ですが、有権者の皆様の信頼に応えるためにも、今後もよりいっそう慎重かつ責任ある言動を心がけていきたいと思います。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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