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総裁選のために生まれた「派閥」なき今、自民党の体質はどこまで変わるのか

日々のこと

麻生氏「どうなるか分からねえ」前例なき総裁選、派閥政治の行く末は
https://digital.asahi.com/articles/ASS8L262QS8LUTFK007M.html?ptoken=01J5K1DGPNDJWSVFHEV6SG7VJ9

>自民党は1955年11月、自由党と日本民主党の保守党同士が合同することで生まれた。ただ、総裁の選出方法で議論は紛糾し、鳩山一郎、緒方竹虎、三木武吉、大野伴睦各氏の集団指導体制でスタートせざるをえなかった。

>麻生氏はこうした歴史を挙げ、周囲にこう語る。「集団指導体制は派閥の発祥だ。つまり総裁選のために派閥は生まれた。派閥のない中で総裁選なんてやったことがないから、どうなるか分からねえな」。
(上記記事より抜粋、強調筆者)

朝日新聞の記事、非常に興味深い麻生氏のコメントが掲載されています。

派閥は総裁選挙のために生まれたと。まさに、その通りなのでしょう。

今回、その「派閥のタカ」が外れたために、今回は候補者が乱立する見込みとなっています。派閥というのはいわば予備選的な機能と、後見人的にその候補者の資質を担保する機能があったことは事実。

また、「派閥の縛りがあるから」という理由で推薦を断ったりできなくなったことで、早くも自民党内がギスギスし始めているという噂もあります。笑

これが自由競争になったときに、自民党の内部構造・ガバナンスがどのように変わるのか。

総裁選挙の当選の仕方次第でこれまでは、党三役や閣僚などの人事に露骨な影響が残されてきました。「自民党をぶっ壊す!」と宣言していた小泉純一郎氏すら、その根底を覆すことができなかったのは記憶に新しいところです。

私はなお、自民党の旧態依然とした体質は根強く残り続けると思いますが、総裁選挙とその後の展開には深く注視していきたいと思います。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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