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都知事(首長)選挙と国政選挙における「無党派」は明確に動きや考えが違うというお話

日々のこと

BSフジ「プライムニュース」に出演してきました。月に2回くらいお邪魔している気がしますが、指名でお声がけをいただけるのはありがたいことです。

2時間ガッツリで内容は多岐に渡りましたが、その中で反町さんを始めとする出演者に「面白い!」「わかりやすい」と絶賛された無党派層の話をば。

いわゆる「無党派層」は、国政選挙と都知事選挙において別の動きをすると考えています。

というのも、国政選挙というのは最後はやっぱり政党選挙であり、2枚目の投票用紙(比例代表)には政党名を書くということもあって、無党派層も多くはどこかの政党の消極的支持に収れんしていきます

ところが都知事選挙(首長選挙)においては、最後まで政党を選ぶ必要なんてないわけで、無党派層は最後の最後まで無党派のままなんですよね。

無党派層をほとんど獲得できなかった蓮舫さん陣営は、おそらくここを決定的に見誤っていて、

「普段は無党派なんだけど、今の政治や政権与党には不満があって、最終的に選挙では立憲(あるいは共産)に投票する層」

をもっと多く取れると見込んでいたんだろうなと。

しかし、都知事選挙においては「なんとなく国政選挙では消去法(現状批判票)で立憲・共産党に入れている」層に到達できず、現状批判票は完全無所属の石丸候補に引きつけられてしまった…。

というのが今回の動きなんだろうと思っています。

結果論ですが、政党を離党してやるならもっと政党色を薄めてやるべきだったのでしょうし、蓮舫さんの高すぎる知名度と政党色が逆効果になった可能性があります。

逆に石丸さん陣営はステルスも含めてどこの政党からも支援を受けなかったからこそ、こうした国政政党にはない「完全無党派」の受け皿になることができたのではないでしょうか。

なお国政選挙においては、無党派が最後に収れんする際に維新は比較的強いと言われていますが、その強みを維持・強化するために何ができるか。

今回の都民の投票行動も踏まえて、私たちも不断の改善・改革を模索していきたいと思います。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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