投票率は振るわなかったものの、都心で注目の選挙結果が出ました。
東京のど真ん中・港区において、6選を目指した自公推薦の現職が敗れ、無所属新人の清家候補が当選。
・清家候補はトップ当選を繰り返してきた地力のある区議経験者だったこと
・5期20年に対する多選批判があったこと
この2つの与件があったとはいえ、財政が極めて豊かで目立った失政がなかった現職が、それも自公によるガチガチの組織がためをしたにもかかわらず、低投票率の中で敗れたことは衝撃の一言です。
おそらく選挙に行った無党派層の多くが、自民党色の強い現職を避けて新人候補に投票したはずです。
この期に及んでも企業団体献金の廃止などに乗り出さない、政治とカネの問題を引きずり続ける自民党への不満は、都民の間でも頂点に達している証左といえるでしょう。
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清家候補は政党から推薦を取らない完全無所属候補でしたが、元民主党系の議員さんで、立憲・共産党が自主支援を行っていました(一部ゴタゴタはあったみたいですが)。
まもなくスタートする東京都知事選挙と似たような構図で、港区はまさに東京都の中心区の一つでもあり、この結果が都知事選挙に与える影響も決して少なくないように思います。
この港区長選挙においては維新は自主投票となり、支援者の皆さまに選択肢を示すことができませんでした。
今回の結果や情勢を踏まえて、維新として都内の支援者に皆さま納得いただける行動が取れるよう、最後まであらゆる選択肢を排除せず独自候補擁立に向けて対応を加速してまいります。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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