日銀が大きく金融政策を転換する、歴史的な一日になりました。
金融政策の見直しはいずれかのタイミングで必要であるということは多くの人の共通理解であるものの、
・賃上げが行われてると言っても、実際に消費に回るタイミングや、中小企業の賃上げ有無はまだこれからであること
・マイナス金利解除とイールドカーブ・コントロール廃止を同時に行うのは、強すぎるメッセージを市場に発しかねないこと
については懸念が残ります。
今回とりわけ気になったのは、いつにもましてリーク報道が多かったことです。
蓋を開けてみれば、極めて正確に日銀の政策転換が報じられていたことになります。
これは事前にマーケットに対して「地ならし」をしておく効果を狙った意図的なものだと推察されますが、それははっきり言えば「邪道」です。
正式発表ではなく事前報道で市場が動くようになれば、それを逆手にとった誤報によって大きな(望ましくない)変動が起きることもありえます。
この不健全な情報管理体制・情報戦略については、厳しく指摘をしていく必要があります。
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いずれにしても金融政策は決定されたことですから、市場の動向を見据えながら経済対策の舵取りをしていかなければなりません。
せっかく軌道に乗り始めた景気回復・経済成長が腰折れすることないよう、政府に対する適切な経済政策提言を続けていきます。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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