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「これで一区切り」とばかりに、一斉に自民党内の処分報道。法令違反なのに前例より軽い処分…?

日々のこと

下村博文議員による政治倫理審査会での弁明は完全な肩透かしに終わる中、「これで一区切り」とばかりに自民党議員に対する処分見込みが一斉に報じられています。

処分がされるのは衆院補選前となる4月上旬で、除名や離党勧告には至らないとのことです。

>自民党は派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、安倍、二階両派の議員計80人規模を4月上旬にも一斉処分する方向で調整に入った。党が定める処分で最も重い「除名」と、それに次ぐ「離党勧告」は見送る。岸田文雄首相(党総裁)は役員会で政治資金収支報告書への不記載額や役職歴、説明責任の果たし方などを踏まえると言明。派閥幹部には厳正に対応する方針で、「党員資格停止」や「選挙での非公認」を科す案が浮上している。複数の関係者が18日、明らかにした。
共同通信記事より抜粋)

意図的・組織的に巨額の裏金づくりをしていた安倍派については、幹部が口を揃えて「知らない」としらばっくれ、実態が一切わからない中、処分を先行して決めるというのは常識的にありえるのでしょうか

真相を闇に葬ったまま、衆議院補欠選挙前に「これで幕引き」しようとしているようにしか思えません。

さらにその処分の内容についても、郵政選挙時の造反に対する除名や、銀座三兄弟に対する離党勧告よりも遥かに軽くなる見込みとのこと。

造反も銀座での飲食も法令違反ではなかったにもかかわらず、明確な法令違反である今回の行為の方が処分の比重が明らかに軽い

こちらもどう考えたって有権者・支援者を馬鹿にした話で、自民党には自浄作用が皆無なのだと断じざるを得ません。

各種の世論調査では内閣支持率・自民党支持率ともに2割以上は底堅いように思えますが、地域を回っている感触からするともう一段階、底が抜ける可能性は高いと感じています。

この明らかに軽すぎる政治的処分が、その底抜けのタイミングになるのではないでしょうか。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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