こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
国会会期末といえば、野党が風物詩のように意味のない不信任案を連発することが通例となってきましたが、今回ばかりは異様な展開を見せています。
松野官房長官に対する不信任決議案 立民が衆議院に提出
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231211/k10014284501000.html
まずは松野官房長官への不信任案を提出。これが秘訣されれば、当然に内閣不信任案へ…となるわけですが。
驚いたことに、野党第一党の立憲民主党が内閣不信任案提出に二の足を踏んでいる状況です。
>日本維新の会の遠藤国会対策委員長は記者会見で「国民生活が圧迫されている中で、一部の議員や派閥だけに政治資金の抜け道があると思われることは政治への大きな不信になる。賛成せざるをえないと思う」と述べました。
>また内閣不信任決議案について「政治に対する国民の不信や怒りが出ている今、立憲民主党が内閣不信任決議案を出さない理由がわからない。内閣全体に関わることなので出すことが相当ではないか」と述べました。
(上記記事より抜粋、強調筆者)
遠藤国対委員長が指摘している通り、今回ほど不信任案提出の大義があるタイミングはありません。
にもかかわらず、立憲民主党は国対委員長ら幹部が
「いま不信任案を出せば、捜査に支障をきたす恐れがある云々」
という理由で、検察の手に捜査を委ねて漁夫の利を得る絵を描いているようです。
しかし、そうした態度ではまさに「捜査中なので、答弁は差し控える」を連呼していた政府側のスタンスとまったく同じ穴のムジナではないでしょうか。
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さらには安倍派だけでなく、岸田派も政治資金の過少記載疑惑が出てきました。団体名の不記載と異なり、こちらは裏金づくりであった可能性(薗浦議員辞任・有罪と同じ構造)があります。
政治資金問題 自民 岸田派でもパーティーめぐり収入過少記載か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231212/k10014285351000.html
ますます内閣不信任案を出さない理由はなくなってきましたが、果たしてどうなるか。
なお、維新は残念ながら単独では不信任案を提出する議席数がありません。野党第一党の重要性を改めて痛感するところです。
明朝も朝から緊急役員会を開き、対応を協議して参ります。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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