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河野太郎大臣の問題提起の仕方は「あっぱれ」。タブレットはOKだけどスマホNGな国会謎ルールは撤廃せよ

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

今日は河野太郎大臣が、予算委員会の答弁中にスマホをいじって調べ物をしようとしたことが大きくニュースになっています。

もちろん現行ルールは守らなければならないというのは原則なのですけども、私はこの問題提起の仕方は率直に評価できる前向きなものだと感じました。

河野太郎大臣、スマホを出すのは禁止だって当然わかっててやったと思うんですよね。注意を受けるくらいで済むことまで折り込み済みで。

これまで多くの人が指摘をしながら変わらなかった、古色蒼然としたルールに対して抗議をするため、誰も傷つかない形で(自分だけ泥をかぶる形で)世間に向かって問題提起をする。

私は個人的にこれは「アリ」なんじゃないかと思いましたし、国会の本会議・委員会ともにスマホを含む電子機器の持ち込み・使用は全面的に解禁するべきだと強く主張します。

「スマホ駄目はナンセンス」維新・音喜多駿氏が委員会中のスマホ検索で注意の河野太郎氏に言及
https://news.yahoo.co.jp/articles/7831e8c4f84076a5302205f56b4c2c5b47dacfa8

(私のポストはニュースにもなってました)

念のため申し上げますが、問題提起のためならルールを破って良いというわけではありません。

ただ、今回のケースはあまりにも長い経緯があるし、ほとんど誰も傷つかない・不快にならないという点で許容範囲内の行為だと私は思っています。

PC・タブレットは持ち込み・使用OKなのに、スマホはNGなんて、今の状況からしたらあまりにも一般常識から乖離していませんか??

衆議院の各委員会でタブレット端末の使用解禁へ 質疑や答弁中の通信は禁止(2020年の記事)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2011/25/news140.html

歴史的経緯をたどると、まずはPCから持ち込みが段階的に解禁され、2020年にタブレットもようやく解禁。

一方でスマホについては「会議中に着信音を鳴らすことを防ぐため」云々という理由で未だに禁止されています。

しかしご案内の通り、もはやスマホもPC・タブレットもその機能は変わりません。PCやスマホでも通話できるし、間違って音を出す人は音を出します。

また「ネットできる電子機器を持ち込ませると、関係ないものを見る輩が出る」という指摘についても、現在だってみんな審議と直接関係ない資料や新聞をコピーして持ち込んで読んでいるのは暗黙の了解です。

「紙は良いけど電子機器はダメ」

というのは、まさにアナログな価値観そのもので、それに立法府が支配されているようでは、社会のデジタル化が遅々として進まないのは当たり前とも言えます。

今回のニュースで「え、国会ってスマホだめなの?!」と知った方も多いと思います。

これを契機として国会は本会議・委員会ともにスマホを含む電子機器の持ち込みを完全解禁するべきで、私としても引き続き強く問題提起をしてまいります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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