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私が五輪や万博などの大規模事業に賛成する最大の理由は、「明確な期限ができるから」。

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

維新支持層も「万博不要」65% 整備費増、開催理解進まず
https://nordot.app/1093818713122652846

万博に対して、厳しい世間の評価が続いています。正念場であり、吉村府知事や横山市長が丁寧な発信を続けています。

私自身としても維新としても、現時点で万博開催にはコストを上回る大きなメリットがあると考えており、中止や延期の考えはないことは過日にブログにまとめている通りです。

確かにこの大ネット時代、万博のようないわゆる「ハコモノ」に分類される大型事業・大型イベントが、以前ほどの重要性がなくなったことは事実だと思います。

19世紀の万博であったように、「万博があったから世界に伝わった」というような技術・芸術が出てくる可能性は少ない(ネットでその前に伝播する可能性が高い)でしょう。

しかしそれを差し引いても、リアルで多国籍の人々が顔を合わせるインパクト・影響力はまだまだ大きいことと、私が何より五輪や万博のようなイベントに賛成してきた最大の理由は

「物事に明確な期限ができるから」

です。

「音喜多は維新に入ったからポジショントークしている、ハコモノには反対するはずだ!」と宇野常寛さんにも詰められましたけど(苦笑)、東京五輪も私はこの理由から賛成してきました。

期待したほどではなかったかもしれませんが、それでも2020年という目標に向けて、東京ではソフト・ハード両面で様々な整備や施策が前に進みました。

「明確な期限がある」ということは、ことほど左様に意思決定の先延ばしをしがちな日本社会において重要で、国際社会からのプレッシャーの元、インフラなどの整備や規制改革が2025年に向けて前に進むことは私は非常に大きなことだと評価しています。

加えて大阪関西万博については、会場となる夢洲がいわゆる「負の遺産」となっていることから、これを有効活用させ未来につなげるという大きな意味もあり、ここで引き換えしてしまうことはむしろ大きな損失になります。

東京五輪も、開催まではまさに逆風の嵐でした。ボリス・ジョンソン氏が東京都議会に来て講話した際、

「ロンドン五輪も開催直前(1年前)まで、世論の評価はボロボロだった。1年以内に時期が迫ってからが勝負だ」

と熱弁していたことは、今でも脳裏に焼き付いています。

人々は未知なる不安に弱く、マスコミがそれを煽って数字を取る。ある意味ではこれは、宿命的な構図とも言えるでしょう。

もちろん無駄を削減できるところは徹底的に削減をしながら、成功に向けて歩みと詳細な説明を続けてまいります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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