もっと、新しい日本をつくろう

用意した英語の原稿をただ読むだけ…ではプレゼンス(存在感)が発揮できない、国際会議における議員の立ち回りの重要性

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

2日のお昼にIPAC総会が閉会し、参加者一同でのフェアウェルランチを終えて、残された時間でプラハ市内を散策させていただき(※外務省の利益供与やガイドは受けておりません)。

本日3日はヘルシンキ乗り換えでまた16時間(!)かけて移動する日でありますが、備忘録もかねて国際会議について空港からブログを書いておきます。

「偉そうに国際会議に参加って、英語で原稿読むだけだろw」
「誰もできることをやってて無駄ww」

のようなテンプレ批判があります。

確かに、国際会議の一部分だけを見れば、単に原稿を読んでいるだけに見えるかもしれません。

しかし、事前に準備をしてあった・与えられた原稿を読むだけでは、国際会議でプレゼンスを発揮する(存在感を示す)ことはできません

今回のIPAC総会に日本人は井形彬先生・菅野志桜里さん・私の3名で参加しましたが、まず事前に打ち合わせした内容を元にざっと私が(chatGPTを駆使して)ドラフトを創り、それを3人でチェックしながら推敲。

会議が始まった後も、他国議員の発言を聞きながらメッセンジャーで

「今の話の流れだと、1番と2番の提案・センテンスを入れ替えた方がいいですね」
「みんな話が長いので、ここは敢えてシンプルでコンパクトにしましょう」

などとやり取りし、発言内容をブラッシュアップしていきます。

加えて「このインド人議員の後に行きましょう!」など、話の流れと雰囲気を探りながら、最適な発言のタイミング図った上でチェアマンに合図を送ってえいやっ!と発言をする。

もっと少人数のパネルディスカッションではここまでの下準備・連携はできませんが、国を代表してきている(少なくとも周囲にはそう思われている)国際会議のメインセッションでは、これくらいの緊張感を持って発言をしています。

覚えてもらうためには内容や英語の上手さだけでなくユーモアを入れることも大事で、そんなことも意識しながら行った全体会議での発言に対しては、無事に会場や参加議員から多くの反響を得ることができました。

一部の内容には字幕をつけたので、下記に再掲する投稿をご参照ください。

一つ一つの発言が、まさに「チーム日本」としての成果であります。

ただ出席してくる、持っていった原稿を読み上げるだけなら、たしかに誰もできることかもしれません。それでは批判者たちが言うように、ほぼ税金の無駄遣い。

しかし逆に言えば、入念な準備と周囲とのコミュニケーションによって、直接参加した国際会議で議員外交の成果は何倍にも膨らませることができます

また、終わった後の対面コミュニケーションの重要性も含めて、やはりオンラインでは絶対に代替できない対面カンファレンスの重要性を改めて痛感しているところです。

不幸にも我が国では、これまでの議員たちの怠慢やパリ旅行批判もあって、「海外視察」というと十把一絡げに疑われてしまいますが、意味のある海外視察・議員外交もたくさんあります。

また維新は同時に信頼回復のため、税金で出張する海外視察については工程表・領収書・成果物の「三点セット」を情報公開する提案を国会において進めてまいります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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