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「岸田総裁の『任期中』改憲」は先送り?与野党ともに改憲から背を向ける共犯関係に喝

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

国会も最終盤。国民民主党・有志の会と進めている憲法改正実務者協議にて、新たな条文案がまとまったので、玉木雄一郎代表・北神圭朗議員とともに記者発表を行いました。

前回は「議員任期延長」にフォーカスを当てて条文化を進めましたが、緊急事態に衆議院議員の任期が切れている(解散している)というのはむしろイレギュラーな状態。

そうでない期間に緊急事態が起きたとき、国会をいかに機能させるか。ずっと言い続けていますが、我々の緊急事態条項創設の目的は、時の権力者が暴走することを防ぎ、いかなる状態でもできる限り立法府を機能させること。

衆参議員がいても、国会が開会されない(あるいは閉会されてしまう)事態を防ぐために、国会機能維持事態を定義して「閉会禁止」「解散禁止」などの効果を新たに定めるものです。

これでさらに一歩、3党派による憲法改正案が進化しました。他党、とりわけ自民党・公明党も歩み寄れる内容になっていると思います。

引き続き司法の関与(憲法裁判所)や緊急政令・緊急財政処分についても、次国会でしっかりと議論を前に進めていきます。

一方で、改憲が党是であるはずの自民党からは相変わらず本気度が感じられません。

岸田総裁“任期”中の改憲 自民「24年9月想定ではない」
https://mainichi.jp/articles/20230615/k00/00m/010/202000c

>自民党は15日の衆院憲法審査会で、岸田文雄首相が党総裁任期中の憲法改正を掲げていることについて「ここでいう『任期』とは来年の9月を想定したものではない」との見解を示した。これまで岸田政権による改憲実現は現在1期目の総裁任期である2024年9月末が「期限」だと認識されてきたが、2期目以降まで大きく先延ばしされる可能性が出てきた。

総裁任期中の憲法改正にたびたび意欲を示してきた岸田総理。

それは普通に考えて来年9月の総裁任期を指すと誰もが考えていたわけですが、なんと「そうではない(再選してその任期中にやればよい?)」と自民党議員が言い始めています。

馬場代表からもちょうどYouTubeライブで発言があったように、結局は国民投票で敗けるのが怖くて本当はやりたくない自民党と、そもそも改憲議論すらする気がない野党第一党が共犯関係になって、憲法改正は先送りされています。

こうした事態に一石を投じるためにも、やはりここから維新が存在感をますます高めていくことが重要です。

3党派の憲法改正条文化を進めるとともに、自公にもプレッシャーをかけて改憲論議を加速化させていきます。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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