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野心的?無謀?「ギリギリで手が届く」適切な目標設定をする難しさ

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

適切な数値目標を設定する

というのは言うは易し行うは難しで、民間企業でも政界でも難しいことです。

立民 泉代表 “次の衆院選150議席獲得できなければ代表辞任”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230511/k10014063471000.html
立民代表の進退発言波紋 「衆院選150未満で辞任」
https://news.yahoo.co.jp/articles/032801cfb9ff4232ee962740cccbbecef13b40d9

永田町では、立憲民主党・泉代表が非常に野心的な…もっと言えば無謀な目標数値を掲げて出処進退に言及したことが大きな話題になっています。

この山本期日前さんの指摘にすべてが凝縮されていると思うのですが。

現在の党勢や前回選挙での票の出方・擁立状況などを勘案すれば、「150」という数字は逆立ちしても難しいことは誰にでもわかるはずです。もちろん、世の中に絶対ということはないにしても…。

そしてこれだけ高い目標を掲げてしまうと、仮に現有議席を上回ったとしても「敗北」として内外に受け止められてしまうことから、個人にとっても党にとってもリスクはあれどメリットは極めて少ないと思えてなりません。

率直に「泉さん、もう辞めたがっているのかな…」と思ってしまいましたが、そんな自分自身や周囲を鼓舞するための数字なのかもしれませんし、なんとも難しいものですね。

維新も「地方議員600名以上」や「大阪市議会の過半数」という野心的な目標を掲げ、リーダーが出処進退を掲げることで勢いを得て、その目標を達成してきました。

ただこれはやたらめったら高い目標を掲げたわけではなく、そこには選対本部の綿密な票読み(選挙区分析)があり、「簡単ではないが、必死であればギリギリで手が届く」数字を設定したものです。

こうした判断の下地となるデータ・エビデンスがないと単なる根性論。時に根性論も必要でしょうけども…。

ただ、それだけ必死な相手は思わぬ底力を発揮することもあります。

他山の石としながら、野党第一党を目指して油断なく我々も準備を進めていきます。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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