こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
本日の読売朝刊で、岸田総理のウクライナ訪問がスクープされたことが波紋を呼んでいます。
ウクライナ、キーウに各国の要人訪問が行われるようになっている今、連帯を示すためにも総理のウクライナ訪問には条件付きで賛成です。
訪問するとなれば「手ぶら」というわけにはいきませんから、新たな具体的支援を表明するきっかけにもなるでしょう。
繰り返し委員会質疑などでも取り上げていますが、技術力に定評のある日本製の地雷撤去車両やピックアップトラックを提供するなど、我が国にはまだまだ可能な支援策が残されています。
この支援策を発動するきっかけになるのであれば、政治的メッセージに加えて、総理によるウクライナ訪問は前向きなものになるのではないでしょうか。
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しかしながら。
前述のサキシル記事でも述べられているように、このタイミングでリークされる(スクープされてしまう)岸田総理および官邸関係者の情報管理は大丈夫か?という点はかなりの懸念事項です。
戦時中の国に訪問することになれば、それはまさにトップシークレット。警護体制の構築も含めて、時期の情報が簡単に出回ってはいけないはずです。
「戦況を見極めて最終判断」という脳天気な醸成が戦争当事者国に伝われば、どのようなアクションを引き起こしてしまうのか。そこまで考えて情報管理を行わなければならない事項のはずです。
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支持率低迷にあえぐ岸田内閣としては、米国訪問というイベントが終わったいま、ウクライナ訪問は起死回生の一手なのでしょう。
打ち手の限られる中、観測気球をあげてまず感触を確かめたい…というのであれば、まさに日本の国内事情、単なる選挙的な発想です。
さらなるウクライナ支援の必要性は認識しながらも、その外交判断が政局に振り回されることのないよう、国会論争の中でもしっかりと釘を差していきたいと思います。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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