こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
本日、仁藤夢乃氏が代表を務めるcolaboと不正会計疑惑を巡って対峙している暇空茜氏が、東京都に提出した住民監査請求の結果の一部を公開し、大きな話題になっています。
Colabo問題、東京都監査委が「本件精算には不当が認められる」(SAKISIRU)
https://sakisiru.jp/39887
監査請求の詳細については当事者である暇空茜氏の発信をご参照いただくとして(ここまでの活動・追及には心より敬意を表します)、私からは都政に議員として携わってきた立場として、いかにこの結果が異例だったのかについて少し触れたいと思います。
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もちろん住民からの要請に応じて「監査」をするのですから、厳しい監査が求められる一方、監査をする部局も結局は行政の内部組織。
手心を加える…とまでは言いませんが、行政側にとって厳しい処分が出るのは稀であるというが住民監査請求の通例となっています。
住民監査請求(東京都監査事務局)
https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/zyuuminkansa/index.html
東京都の公式HP確認できる平成28年まで遡っても、都に出された住民監査請求はほぼすべて却下・棄却。
認容されているのは知事の公用車不正使用疑惑くらい(公用車で東京ドームにコンサートを見に行った)なもので、裏を返せば「これくらい明白な疑義がある」ものしか通らないわけですね。
その監査請求が棄却・却下されずに通り、会計に「不当」という強い言葉を使い、担当部局に対して是正を勧告している。これは極めて異例なことであると同時に、税の使い道を正す必要性を強く示唆するものです。
そして結果として認められたこの正当な住民監査請求を「リーガルハラスメント」と公然と断言したcolabo側の弁護団は、さすがに撤回なり謝罪なりのコメントを出すべきではないかと個人的には感じます。
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東京都の対応期限は来年2月28日とのことですから、この是正勧告がきちんと履行されるのか、そして監査の結果が妥当なのかどうかは引き続き厳しくチェックをしていかなければなりません。
またこちらの住民監査請求の結果が東京都から公式発表されるのは1月4日とのことですから、その際にはこの異例の対応について報道各社がきちんと報じるのかどうかも重要でしょう。
最後に、私自身かつて都議職時代にcolaboの事業を支援していた過去があり、その際には「(公金をもらってしまうと)行政から求められる事務作業が煩雑すぎる」という陳情を受け、東京都側にもっと柔軟な対応ができないのか問い合わせたこともあります。
その私の対応が、結果として今日明らかになった公金の不当使用につながった可能性があり、自らの行動を深く反省しております。誠に申し訳ありませんでした。
反省すべきは反省しながら、国の方でも根深いであろうこの問題の解決に向けて、国政・都政の両面から邁進をしてまいります。
それでは、また明日。
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【1月1日追記】
当時の陳情対応についてです。動画でもお話しましたが、通常の陳情対応であり、このような行政対応に関するものは数多く受けてきました。colaboの件については、私以外にも複数の都議が動いていたと記憶しています。
正直、陳情を受けた段階で明確に相手方に瑕疵があるような状況でなければ見抜くことはなかなか難しく、著作を出版して社会課題の解決に取り組み、東京都の審議委員なども務めていた方が、まさかその後に特定党派の応援や不当会計にコミットしてしまうことは予想できなかったというのが率直なところです。
とはいえ、結果として私が対応をした団体に不当会計が判明したことについては前述の通り重く受け止めて反省し、改善と再発防止ができるように邁進してまいります。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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