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本会議と委員会における「質問」の仕組みや質の違い。提出遅れはなぜ起きてしまったか

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

定期的に話題になる国会質問における「負担が大きすぎる」「時間的余裕がない」問題。

事前に質問する議員側が質問内容をある程度お知らせし、答弁を書く官僚が準備をするわけですが、議員側からの提出が遅れると官僚サイドに残業が大量発生します。

詳しくは過去ブログにも書きましたので、こちらもご参照ください。

今回は、本会議における登壇質疑(代表質問)について書かせていただきたいと思います。

というのも、月曜日に行われた財政演説における本会議質問(代表質問)について、維新はその原稿提出が遅れてしまい、関係各所にご迷惑をおかけしたからです。

我々の不徳の致すところであり、反省しています。誠に申し訳ありません。

背景から説明しますと、そもそも代表質問と委員会質問では、大きくその仕組みが異なります。

大臣や参考人と、質問者である議員が丁々発止に一問一答で議論を繰り広げる委員会と異なり、本会議は「一括質問・一括答弁」。

お互いに質問原稿、答弁原稿をブワっと読み上げ合う形で終わるので、事前に議員と官僚での「答弁調整・レクチャー(意見交換、質問の内容確認)」は行わない方が一般的です(しても良い)。

先に質問の「要旨」を官僚側に伝えて、対面や電話・オンラインなどであれこれと遣り取りをするのではなく、締切時間(質問前日の17時)までに原稿を提出するという一発勝負が、本会議質問における基本的なやり方なのですね。

そしてここからは言い訳に過ぎませんが、まず今回は大臣辞任などの騒動があったことにより、本会議日程が直前まで決まりませんでした。ただ、だいたいの日程はわかっているのだから、準備しておけよという指摘はその通りです。

もちろんその原稿の準備は進めておくわけですが、貴重な総理入りの本会議では、少しでも旬な・重要な話題を入れたいとギリギリまで変更や調整が続きます。

そして議員個人の質問と違い、「会派を代表する質問」ですから、質問内容や原稿に変更が生じた場合、チェックをするステークホルダーの人数も多くなります。

今回、我が方はこの推敲中の提出前原稿をチェックするプロセスにおいて連絡の不手際・連携ミスがあり、本来は官僚・政府側に提出しなければならない夕方17時を過ぎてしまったというのが提出遅れの大まかな経緯です。

改めまして、誠に申し訳ありませんでした。

原稿を丸ごと提出する一発勝負の本会議質問であっても、まず質問内容さえ確定させて詳細な要旨を先に出せば、「待機(質問が当たるかどうかわからずに待っている官僚の方々)」状態を解除して負担軽減ができるかもしれません。

また本会議以外にも、日々の委員会質疑で通告が内規ルールより遅れる、あるいは提出していても中身がわからない「一行通告」で結局は負担軽減になっていない場合があるというご指摘もいただいています。

前述の通り、どうしてもギリギリまで質問内容を推敲したいという議員側のジレンマもあるものの、それで官僚側の負担を増やして良い理由にはなりません。

再発防止に向けて現状を確認し、改善策を講じてまいりたいと存じます。

それでは、また明日。

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音喜多駿

音喜多駿/おときたしゅん
参議院議員(東京都選挙区) 39歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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