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安倍晋三元総理の国葬には賛成。しかし国会で審議し、基準を設ける契機とするべき

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

維新 松井代表 安倍元首相「国葬」“政府は国会で理由説明を”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220721/k10013730091000.html
国葬に立共社反対、維国は容認 野党、立場割れる
https://nordot.app/923156429638778880?c=39550187727945729

凶弾に倒れた安倍晋三元総理の「国葬」実施について、連日様々な議論が行われています。

松井代表が本日の記者会見でも明言した通り、維新は

「国葬には反対しない(容認する)が、国会できちんと説明・審議をするべき。今後は基準をきちんと設けるべき」

というものです。私自身も当初より、国葬には賛成の立場ながら、何をもって国葬を行うのかという基準は必要である旨を当初から申し上げて参りました。

一部野党が強く反発している「法的根拠がない」という主張については、内閣設置法にその根拠があるという政府の見解に一定の理があるものの、とはいえそれでは内閣にすべてが「丸投げ」されてしまうことになります。

安倍元総理の功績が多とはいえ、多額の公金を支出する以上、丁寧な議論や決定理由の説明は行われるべきです。

そこで考えるべきは、8月上旬に行われる臨時国会での審議です。

現在、参院選後の臨時国会は8月3日~5日の3日間を軸に調整が進んでいます。これは初登院する議員たちを迎え入れ、最低限の手続きを行う儀礼的な意味合いが強いもので、3日間ぎっりちと審議をしているわけでもありません。

ここに国葬の理由説明→質疑を行う委員会を設ける、あるいは日程がタイトなら1日追加して4日間とする。

立憲民主党が求めているように、8月ずっと国会を開き続ける必要性は薄いですが、衆参3時間ずつ・丸1日の国会質疑をしっかりと行うだけで、「説明不足」という国民のイメージはかなり払拭されるのではないでしょうか。

そしてその「なぜ安倍元総理は国葬なのか」「国葬をする意味合いはなにか」という政府答弁が、今後の基準として大きな意味を持つようになると思いますし、今後は国葬をより明確に法的に位置づけることも視野に議論を深めていければなお良いと思います。

いずれにしても重要なのは、松井代表も指摘しているように「政府や自民党は傲慢だ、勝手に進めている」と思われないように進めること。

安倍晋三元総理にもご遺族にも、心穏やかにいていただきたいからこそ、ここは丁寧な対応に進める。

政府与党に、臨時国会における対応を強く求めていきたいと次第です。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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