こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
旧統一協会(統一教会)と政界・政治家との関係が大きな議論になっています。
一部報道で私も「統一教会と関係がある議員」という疑惑を提示されておりますので、まず自分自身についてオープンに説明を果たすことが重要であると考え、無関係であることを改めてご説明したいと思います。
■疑惑を持たれたきっかけ
2019年に行われた「Japan-US Innovation Summit 2019」に登壇したことが直接のきっかけであると認識しています。
こちらのイベントに、統一教会系のメディアである「ワシントン・タイムズ」が一部広報(?)で関与していたようで、その事実は私も事後に指摘を受けて知ったところです。
なお上記のイベントが一部では「統一教会(ワシントン・タイムズ)主催のイベント」かのように喧伝されているようですが、それは明確に誤りで
主催
Americans for Tax Reform(全米税制改革協議会)
Pacific Alliance Institute(パシフィック・アライアンス総研)
後援
株式会社プレジデント社、日本政策学校、ユースデモクラシー推進機構
となっています。イベント登壇中は統一教会やワシントン・タイムズにかかる話題は一切あがることはありませんでしたし、登壇料なども受け取っていません。
本件において私自身が統一協会やその関連団体と一切の関わりを持っていないことは、昨年話題になった際にもブログですでに説明しておりますので、下記に再掲いたします。
以後、イベントに登壇する際は宗教および関係メディアの関与についてはよく精査し、明らかに特定宗教が関わるものについては登壇を控えるよう注意を払っています。
■「統一協会関係者」との関わりについて
上記のイベントとワシントン・タイムズをつなぐきっかけとなったのが、ワシントン・タイムズと2019年から仕事をされていた渡瀬裕哉さんです。
渡瀬裕哉さんは統一教会の信者や関係者であることを否定し、あくまで米国では保守系メディアとして読まれているワシントン・タイムズの翻訳に無報酬で携わっただけであると主張されていますが、
「渡瀬裕哉氏は統一教会の関係者であり、彼と懇意な音喜多もまた統一教会関係者である」
という論法で疑惑を持たれておりますので、この点についてもご説明いたします。
私と渡瀬裕哉さんの関係は2012年もしくは2013年に遡ります(正確な日付は忘れました…)。
都議会議員選挙に挑戦する予定だった私は、共通の知り合いを通じて大学の先輩筋でもあった彼を「選挙に詳しい人だから」と紹介していただき、交流がスタートしました。
その後、都議会議員時代から渡瀬裕哉さんが主催するイベントには前述の「Japan-US Innovation Summit」を含めて何度か登壇し、勉強会や意見交換会を開いたり、また個人献金を2度ほど頂戴したこともあります。
そうした関係の中で、統一協会やワシントン・タイムズなどが話題に上がったことは一切ありません。
また、そもそも個人献金は組織・背景から切り離されたものと認識していますが、その献金を受け取った2014年(2万円)と2017年(10万円)の2回についても、これは疑惑の根拠とされる彼のワシントン・タイムズとの仕事開始(2019年)の前にあたります。
以上の経緯から、私自身は渡瀬裕哉さんが統一教会の関係者と捉えていたことはなく、その関係性についても特段の問題はないものと考えておりましたが、イベント登壇などで統一教会やその関連メディアの活動に政治家が紐づくことは彼らの活動に一定の権威付けを与えてしまうという指摘については、しっかりと受け止めたいと存じます。
今後なんらかご一緒する機会があれば、その際は特定宗教や関連メディアと関係がないものに限るよう厳格に線引をしていく所存です。
■
以前からの説明の繰り返しになりますが、私は統一教会などの特定宗教はもちろんのこと、企業団体などの特定組織から献金や動員などの選挙支援は受けないことをモットーに政治活動を続けています。
旧統一協会(統一教会・家庭連合)や関連組織から支援を受けた事実や利害関係は一切ありませんし、今後も何らかの関わりを持つつもりはありません。
また特に今回注目が集まっているように、社会的問題をはらむ特定宗教が政治の意思決定に深く関わっていることが事実であれば、まったく望ましいことではないとも考えます。
引き続き、私自身は特定団体からの支援を受けることなく政治活動を継続し、指摘された疑念についてはできる限りの説明を果たしていくとともに、今回の件で明るみになりつつある社会課題の是正に取り組んでまいりたいと存じます。
浅学非才な身ですので、何かお気づきの点があれば今後ともご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。
日本維新の会 参議院議員
音喜多 駿
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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