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プラグマティスト(実用主義者)であることを、だいたいカンフーから学んだ話【雑談】

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

先日の維新国会議員団・新人議員オリエンテーションにおける浅田均党政調会長からの講義は、「維新はイデオロギー政党ではなく、プラグマティスト集団である」という話からスタートしました。

頭の中でこねくり回した理念や理想をめがけて対立を続けることには意味はなく、

行為やその結果に基づいて判断するべきだ」
「その判断においては、実際に役立つか・意味があるかどうかを根拠にするべきだ」
「そしてそれを都度検証し、修正を加えながら判断して進む姿勢が大事だ」

という、19世紀にアメリカで生まれた哲学がプラグマティズム(実用主義、行為主義)です。

これは人によっては「ブレ」だと感じたり、信念がないと思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、現代における「アジャイル」のようなこの考え方は、これからの時代にさらに重要になってくるものだと思います。

そしてここからは雑談です(なので大雑把な定義や表現はご容赦を)。

私もプラグマティストを自称するものですが、その価値観を支える一つになっているのは、たぶん学生時代に修めていたカンフー(中国武術)であります。

私が大学1年生の時に入った武術サークル「早稲田カンフー」の先輩たちは、伝統派武術を修めた一癖も二癖もある人たちの集まりでした。

先輩方の教えは、武術にある種の憧れを抱いて門を叩いた私にとっては衝撃的なもので。

「身体がデカイやつに喧嘩を売られたらどうする?」
「えっ、わかりません。どうするんですか?!」
まず逃げる。無理なら武器を探す

なんという実用主義。

「柔よく剛を制す」なんて綺麗事・イデオロギーチックなことは一切言いません。身体がデカイ人に勝つのは無理(もしくは極めて困難)だもんね。

ということで、長短の武器術をせっせと練習したり。

あるいは当時からフェースガードとグラブをつけてフルコンタクトの組手もやっていた一方、

「これだとあまり実戦向きじゃないから」

と、ひたすら金的や目潰しを特訓していたこともありました。うん、身体が大きい人に力では勝てないし、鍛えられないところを狙うのは実践的ですよね。

その他、中国武術には数え切れないほどの流派や秘技(?)があるのですが、当時はYouTubeなんてなかったので、先輩がどこからか入手してきた怪しげなビデオテープを見て、使えそうな技を取り入れてどんどん改良してみたり。

不義理なことに私の代から、伝統武術路線から上記の動画のような競技・演舞志向に変えてしまったんですけど、あの18歳の時に受けた衝撃の数々は、今の自分の価値観に多大なる影響を及ぼしているよなあと改めて感じる次第であります。

そんな早稲田カンフーは、通背拳で全日本チャンプになった落合くんが「早稲田功夫同窓会」として復活させているようですので、興味のある現役学生さんがいらっしゃればぜひともご連絡ください。

早稲田功夫同窓会
https://wasedakungfu.amebaownd.com/

インカレサークルなので、他大の方でも歓迎です。

私も最近は議員会館から近いジムでタイ式ボクシングのトレーニングばかりですが、時間を見つけてOB枠で顔を出したいと思っています(と言いながら冬になってしまった)。

という雑談と宣伝でありました。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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