もっと、新しい日本をつくろう

闘えばブーメランが刺さる、頭を下げれば叩かれる。それでも挫けず、前に進まねば改革集団ではない

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

維新の新人議員たちが発端となった「文書通信交通滞在費」を巡る問題は、連日メディアで報道されたこともあって、ついに自民党や立憲民主党を動かしつつあります。

しかしこの一連の流れからは、与野党ともに文通費を「日割り」にするだけで決着をつけようとする意図が強く感じられます。

文通費問題の本丸は、報告・領収書提出義務がない「お小遣い」「議員特権」と化していること

日割りにすることも大事ですが、使途の公開義務まで進まなければ真の意味はありません。

過去にはそもそも、自民党も旧民主党も「日割り」にすら反対してきた経緯があります。

世論に突き動かされて仕方なく、直近の100万円だけを返して「日割り」にすることで誤魔化すのか、文書通信交通滞在費のあり方そのものまできちんと踏み込むのか。

維新はもちろん、返金可能で領収書公開を義務とするよう「本丸」に切り込み、具体的な提案をしてまいります。

こうした中で、吉村洋文副代表や維新国会議員団に「過去には自分たちも(日割りせずに)もらっていたではないか」との指摘がありました。

現行ルールでは違反ではないとはいえ、声をあげている我々がこれではケジメがつきません。

真摯に反省し、私自身も遡っての寄付や供託を行うよう、党内で協議をさせていただいています。

吉村知事 自身の“文通費問題”に「ブーメラン刺さってますけど、社会が良くなればいい」とキッパリ!
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c4a0d9a3b6db48d2649858b27945cc5175f7646

私たちは残念ながら、完璧な政治家・政党ではありません。

間違いを犯したり、流されたり、考えが変わることもあります。特に長く政治家をやっていれば、過去の言動との矛盾を突かれることはあるでしょう。

しかしその時に、誤魔化そうとしたり、ダンマリを決め込んだりすれば、あっという間に期待は萎んで政治不信が高まるばかり。

これまでの古い政治は、その繰り返しでした(だから政治家なんて、何十年もやるものではそもそもないとも思っています)。

今回のご指摘は真摯に受けとめ、有権者の審判を仰ぎながら、「向こう傷は問わない」の精神で今後も改革に邁進をしていく所存です。

…と格好の良いことを言いつつ。

今回の件でも私自身、過去の文通費について何か言い訳はできないかとこれっぽっちも考えなかったかと言えば、嘘になります(苦笑)。

過ちを認めて謝罪しても、政治家の場合は評価されるどころか、文字通り鬼の首を取ったように「それみたことか!」と追撃される。

それを承知でスパっと過去の間違いを認め、行動に踏み切った吉村副代表の胆力・リーダーシップには改めて舌を巻くところです。

闘う以上は時に自分も傷を負う。それでも、歩みを止めている暇はありません。

経済対策や補正予算も、このまま政府与党に任せていれば失敗は目に見えています。

まずはガソリン税のトリガー条項凍結解除による減税や、合理的な一律現金給付(徴税で事後回収)などの経済対策を積極的に提案していく次第です。

今まさに、世論が大きく与党や政治を動かしています。引き続きのご注目と後押しを宜しくお願い致します。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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