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自分たちが選挙に負けると「民主主義の危機」「有権者は愚か」と言い放つ、政治家や知識人の耐え難い傲慢さ

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

文化の日の本日は、区政功労者表彰式などが行われました。

まだコロナの影響で食事などは出さない縮小形式での開催ではあるものの、この他にも徐々に地域行事などが再開しつつあり、素直に喜ばしいことです。

選挙の事後対応等はまだまだ残っていますが、合間にできる限り実家・事務所のある北区や、自宅のある江東区を中心に、地域行事にも顔を出していきたいと思います。

さて、選挙結果の分析・総括が色々な場面で行われる中、非常に気になる発言がありました。

小沢一郎氏は、自分たちが敗北したという選挙結果をもって「このままでは日本では民主主義を定着させることはできない」と主張しました。

あたかも自分たちを否定する選挙結果を出すような社会は、民主主義社会ではないと言わんばかりの言い様です。

極めつけは、野党共闘などリベラル・左派勢力を公然と応援している元文科省官僚・前川喜平氏のこの発言。

「日本の有権者は愚かだ」

自分たちを(自分たちが応援する政治家・政党を)選ばない有権者は愚かだ、自分たちが正しくそうでないものはすべて間違っている。

この考え方は選民思想・思い上がりと言わずになんと評すればよいのでしょうか。

不正選挙が行われたのでない限り、政治家もそれを応援する人たちも、きちんとその結果は「民意」として謙虚に受け止めるべきです。

結果について愚痴をこぼしたくなることはあるでしょう。私も落選した時に、「どうしてっ…!」と世界に絶望しそうになったこともありました。

それでも、独裁や寡頭政治を招かないために、どんな結果であれ私たちは選挙結果に対して真摯に向き合い、自分たちの政策や主張を見つめ直して一歩ずつ前に進んでいくしかないのだと思います。

一部の政治勢力は選挙となると「民主主義を守るための最後の闘い」と大見得を切り、負ければ「民主主義は終わった」と総括する。

この繰り返しが良くないのだと、以前から複数の有識者が指摘していたところであり、これには私もまったく同感です。

動画でもコメントしました。

民主主義はまわりくどく、面倒くさい。一部の権力者や知識人の思う通りにはならない。

だからこそ民主主義は愛おしく、素晴らしいものなのだとその価値を再認識し、我々も歩みを進めていきたいと思います。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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