前参議院議員　東京都北区出身　3児の父 『おときた駿』です！

こんばんは、音喜多駿（参議院議員 / 東京都選出）です。

本日は内閣委員会委員会に助っ人としてお邪魔し、国家公務員法改正案、これに関連する働き方改革、そしてトランスジェンダー当事者の勤務環境について取り上げました。

国家公務員の定年延長・働き方改革の他に、トランスジェンダー当事者の勤務環境（トイレ等）についても質疑。個別でなく全省庁で検討を行う場を作るべきとの提言に、河野太郎大臣から「政府全体で議論して、前に進めていきたい」と事前の予想以上に前向きな答弁がありました。https://t.co/IXo7etJb00

— 音喜多 駿（参議院議員 / 東京都選出） (@otokita) June 3, 2021

この中で、先月行われた「霞が関のテレワーク・出来レース調査」について本日は触れたいと思います。

テレワーク調査日を事前通知　内閣人事局、各省庁に（共同通信5月19日）
https://nordot.app/767670778232799232?c=39546741839462401

先月19日に霞が関は三ヶ月ぶり二度目のテレワーク調査を行ったのですが、これが「事前告知」されていたことに多くの有識者・元官僚から疑問視する声が上がっていました。

【独自】おもち新聞
19日に内閣人事局が各省に対し、出勤率調査を行う。政府関係者が明らかにした。それを受け、各省人事課は19日のみ、7割の出勤回避を強く指示した模様。民間企業への出勤率公表の要請に対する、理由作りと思われる。霞が関は数字を誤魔化さず、平時の出勤率を出すべきである。

— おもち@おもちクエスト連載（6月再開） (@ex_kanryo_mochi) May 17, 2021

もちろん数字を「かさ上げ」するために、この日だけテレワークを指示する部署が続出。

便利な時代ですので、モバイル空間統計のデータを調べてみますと、

左が19日、右が翌日20日です。

調査日の19日は前日比で-15％となり、その翌日から＋19％で元に戻るという、この日「だけ」霞が関で何が起きていたのか極めてわかりやすいデータが示されています。

あ…ありのまま今日起こった事を話すぜ！人事院に書類発行手続きの電話をしたら「（内閣人事局のテレワーク調査日だから今日だけ特別に）担当者は全員テレワーク。明日以降で」と突き返されていた。な…何を言っているのか分からねーと思うが、おれも何をされたのか分からなかった…

— おもち@おもちクエスト連載（6月再開） (@ex_kanryo_mochi) May 19, 2021

さらに、無理にテレワークを行ったことで、業務に支障をきたした部署もあるようです。

本末転倒と申しますか、一体なにをやっているんだというのが正直な感想です。

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この点、「不適切な調査方法だったのではないか、今後は事前告知なし（抜き打ち）できちんとやって実態を把握するべきだ」と河野太郎大臣に問うたところ、

「やろうと思えばここまではテレワークできるのだと（上限値を）自分たちで示したのだから、そういう意味では有意義な調査だったと思っている」

「今後は抜き打ちで調査も行う」

という答弁がありました。

調査が無駄だったとはバッサリ切り捨てず（苦笑）、「ここまでテレワーク数字は出せると自ら証明したんだから、常にこの状態を保つんですよね？」とプレッシャーをかけていくということですね。

霞が関で「テレワーク調査日」だけ人出が減少していたという「出来レース」ぶりが明らかになりました。前日に「明日だけはテレワークをするように」と指示が出た省庁もあったとのことです。https://t.co/qXbGd2lf71

— 毎日新聞 (@mainichi) June 3, 2021

本件は新聞やテレビなどでも取り上げていただくことができました。

答弁の中で大臣も触れていたように、民間にもテレワークを強く求めているのだから、まずは中央省庁から。

このような「出来レース」で数字を作ることに終わらず、常にテレワーク状態を維持できる工夫・努力をしていただくよう強く求めるとともに、働き方改革については国会サイドから出来る限り協力をしてまいりたいと存じます。

それでは、また明日。