こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日の参議院本会議にて、ついに次年度予算が可決されました。維新は例年通り野党として「反対」に票を入れましたが、長かった年度末の攻防もこれにて一段落です。
例年、予算と密接に関連する所得税法を所管する財政金融委員会では、総理入りの質疑をする機会が短時間ながら与えられまして、私も7分間1本勝負で質疑。
で税制とも密接に関連する同性婚の諸課題(配偶者控除が適用できない等)に絡めて菅総理に突っ込んで聞いていったんですけど、どうやら菅総理はこの分野につくづく感心がない模様で…。
カーボンニュートラルや規制改革については、紙から目を上げて自分の言葉でけっこう答弁されるんですけど、同性婚や多様性についてはまったくと言って良いほどペーパーの丸読みでした。
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25日のマリフォー国会(同性婚制定を求める団体・当事者の方々による院内集会イベント)は盛況だったらしく、史上最多の国会議員が参加したようですが、まだまだ政治的な闘いは始まったばかり。
質疑の際にも触れましたが、日本の多様性・寛容性は非常に未成熟です。
それは伝統的価値観が根強いということだけではなく、多様性や寛容性を求めるいわゆる「リベラル」な人々の中にすら、少し異なる意見に対して痛烈に排除しようとしたり、時に「差別」とすら糾弾する方が(少数ながら)いることからも残念ながら明らかです。
それでも違いを認め合い、歩み寄って、少しでも社会や制度を変化させていかなければなりません。
だからこそ、保守政治家の役割は重要です。「保守こそ寛容であれ!」ということで、エドモンド・バークを尊ぶバーキアンである私も、自分の立ち位置でできることに全力で邁進をしてまいりたいと思います。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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