東京から、あたらしくしよう

政治家・国会議員による「裏金」レシピを大公開!ザルすぎる政治資金規正法を改正せよ

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

本日は年内最後の遊説キャラバン。昼ごはん以外にトイレ休憩の時間すらなく(笑)、千葉県内がっつり5箇所で街頭演説&流し遊説を行いました。

年内の遊説キャラバン予定はこちらで終了となり、年明けは感染症対策に鑑みながら、1月5日~より西の方(中国地方が有力)に伺う予定です。

動員なしの屋外のみ、ネット中継ありで実施して参りますので、来年も引き続きご注目を宜しくお願い致します。

さて、安倍前総理の案件に続き、大型の政治資金不正疑惑が報道されています。

これ、本当に我が国の「政治とカネ」における最大の問題点の一つなんです。

といっても、関係者以外にはさっぱりわからないと思うので、本日はこの件を解説します。

国会議員などの政治家は政治資金規正法により、政治団体による収支をきちんと作成し、収支報告書の提出・公開を毎年求められます。

とりわけ国会議員が所属する政治団体「国会議員関係団体」の政治資金収支報告書の取り扱いは厳しく、事実上、1円以上すべて領収書の保管・公開が義務付けられています
※提出義務は1万円超の領収書だが、情報公開請求をされたらすべて開示しなければならない


総務省HPより)

これならお金の流れ(支出先)はすべてわかりますから、不正は防げますね!生活費や買収に使われることなんてないでしょう!

…と思ったら大間違い。

裏を返せば、「国会議員関係団体」以外の政治団体には少額の支出や領収書(5万円以下)について記載・提出・公開義務がなく、そして政治団体の立ち上げや政治団体間の資金移動についてはほとんど制限ないからです。

つまり。

Step1.
国会議員本人ではなく、秘書や支援者に「◯◯後援会パート2」みたいな政治団体を立ち上げさせる。

Step2.
国会議員関係団体である本体「◯◯後援会」から政治資金をすべて寄付として「◯◯後援会パート2」に移動させる。

Step3.
1円以上の領収書公開が求められる「◯◯後援会」の収支報告書には、「◯◯後援会パート2に寄付、1億円(※事実上は単なる資金移動)」とだけざっくり支出報告が記載されて終了。

Step4.
「◯◯後援会パート2」は少額支出の報告義務がないので、すべて少額支出として政治資金収支報告書が作成される=使途はすべて不明になる。

Step5.
なんと政治家◯◯さんは、1億円のお金がフリーハンドで使える!自分の生活費に使おうが、そのお金で買収しようがまったくバレない!(買収は相手がバラさなければ)

ということになるわけですね。この手法をかなり大胆にやったのが、報道された茂木大臣のケースということになります。

今回のケースは額面がトータル1億円以上と大きかったのでメディアの目にとまって報道されましたが、数十万~数百万単位であれば上記の操作によって「自由に使えるお金」を生み出している国会議員は多数いるのではないかと推察されます。

参考:
令和元年末時点、国会議員関係団体一覧

正直に申請されている「国会議員関係団体」の他にも、いろいろな人の名義で立ち上げられている政治団体はこの世に無数にあるからです。

なお、私が現在関わっている政治団体は

・日本維新の会参議院東京都選挙区第1支部
・あたらしい党
・音喜多駿後援会
(「かがやけTokyo」は解散手続き済み)

の3つのみであり、その他の政治団体の立ち上げ・資金移動などはしていないことを付記しておきます。

ちなみに国会議員関係団体は公認会計士による監査もマストとなっており、一つずつ収支報告するのに手間とお金がかかるので、いくつも登録されている国会議員はマメできちんとされているタイプなのかなと感じます…。


こうした政治資金規正法の「抜け道」は政治家にとって都合がいいので、改正しようという機運がまったく高まりませんが、次期通常国会でもブラッシュアップした議員立法を提出し、可決できるよう動いていきたいと存じます。

世論による後押しをいただければ幸いです。

それでは、また明日。

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おときた駿

音喜多駿/おときたしゅん
参議院議員(東京都選挙区) 37歳
1983年東京都北区生まれ。海城中・高校→早稲田大学政治経済学部を卒業後、モエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、都議会議員に(二期)。地域政党「あたらしい党」前代表。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、政治や都政に関するテレビ出演、著書も多数。37歳、二児の父。日本維新の会から公認を受けた参院選にて初当選、参議院議員に。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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