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法改正で封じ込めるのか、(2類)指定感染症から外すのか。政治の優柔不断と先送りはいつまで続く

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

本日、感染者数の増大を受けて小池百合子知事より、4連休および月末まで不要不急の外出自粛要請が改めて発表されました。

検査数を拡大させたにもかかわらず軽症者用のホテル確保が後手に回るなど、小池知事の対応には疑問点が多々あるものの、国から法的権限などの「武器」を与えられていない状況ではできることが限られているのも事実です。

GoToキャンペーンの強行に見られるように、明らかに現在の政府方針はちぐはぐで迷走中です。

ウイルスの「封じ込め」をしっかりやりたいなら、法改正をして営業自粛などに実効性をもたせる(補償とセットで)。

あるいはGoToキャンペーンなど感染拡大の呼び水となりかねない施策の実施に舵を切るなら、新型コロナウイルスの2類指定感染症を解除(インフルエンザ等と同じ扱いにする)するべきではないでしょうか。

新型コロナウイルスによって保健所や医療機関が逼迫されるのは、2類指定感染症になっているからという理由が大きいです。

【新型肺炎】指定感染症になるとどうなる?(忽那賢志)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200127-00160618/

2類指定感染症には医療機関に全数報告が義務付けられますし、また感染症指定医療機関でしか対応することができなくなります。また、隔離措置も「事実上」ほとんど義務付けられることになります。

こうした2類指定感染症から新型コロナを外し、まさにインフルエンザ(5類感染症)のように社会と「共存していく」あり方については、すでに現役医師でもある梅村さとし議員から政策提言をしているところです。

(↑ぜひこちらの連続Tweetをお読みください!)

封じ込めのため「命令と補償がセット」で行える法改正もしない。

一方で、社会と共存に舵を切る2類指定感染症の解除もしない。

こうした政治・政府の無為無策が、GoToキャンペーンを実施しながら東京都民には外出自粛要請が出るという、大きな混乱を生じさせる要因になっています。

またこうした決断を政府ができない・しないというのであれば、もっと地方自治体・都道府県知事に権限と決定権を移譲してそれぞれの地域事情で政策決定ができる体制を整えるべきではないでしょうか。

新型コロナ感染拡大については予断を許さない状況が続きますが、引き続き科学的根拠に基づいた政策提言を模索して参ります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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