こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
新型肺炎(COVID-19)対策については、週末の間にも目まぐるしく状況が動いています。
官邸に置かれた専門家会議のメンバーhttps://t.co/byt1Jny6oS
座 長
脇田 隆字 国立感染症研究所所長副座長
尾身 茂 独立行政法人地域医療機能推進機構理事長人や医療のロジを考えなければならないところに、ウイルス研究者?
どちらも国にモノ申せる立場にないが?
亡国の人選だ
— くすみん(内科医・久住英二)@駅ナカクリニック (@KusumiEiji) February 16, 2020
専門家会議の設置が決定されたものの、政府の決定を追認するための会議体ではないか?との懸念は当初より出されておりました。
新型肺炎、警戒レベル上げ見送り 専門家ら慎重意見: 日本経済新聞 https://t.co/WVPJxo0YpN
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最悪。専門家に責任を押し付けて政治が責任を果たさないなら、安倍政権も自公政権も終わる。明日から官邸に直接アプローチする。— 足立康史 (@adachiyasushi) February 16, 2020
残念ながらその予感は(今のところ)的中し、これまでの政府の対応を容認し、大胆な対策や明確な指針を提示することは避ける方向性へと進んでいます。
安倍首相が専門家会議を新たにおいたのは現状に不満でテコ入れ、の意味なのか現状にお墨付きを与える追認の意味なのかに興味がありましたがやはり後者のようですね。いつものことなので驚きは全くありません。 https://t.co/eAkdNnB30A
— 岩田健太郎 (@georgebest1969) February 15, 2020
難しい政治判断であることは確かです。大事にしないままで感染が収束すれば、風評も含めて日本や政権に対するダメージは最小限で済むでしょう。
一方で事態を過小評価して動いた後に感染が拡大した場合、文字通り日本にとっても政権にとっても「命取り」の事態が発生します。
専門家の方々は専門知識はあっても、決断することや責任を取ることはできません。重大局面での政治決断は、まさしく政治が決めることです。
今は一時的に世界から「そこまでするなんて、日本ヤバくね?」と思われたとしても、それくらい「最悪の事態」を想定した強い動きを取るべきです。
緊急立法体制の確立を含めて、維新は引き続き国会での提言を続けていきます。
参考:
新型肺炎・コロナウイルス対策は次なるステージへ。検査体制の拡充が急務
https://otokitashun.com/blog/daily/22608/
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なお直近の内閣支持率調査では、軒並みどの報道でも急落が報じられており、これは間違いなく新型肺炎対応によるものです。現在の安倍政権のアキレス腱は「桜」ではなく、間違いなくこちらです。
内閣支持38%、不支持39% 1年半ぶり逆転―2月の時事世論調査
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021400871&g=pol
だからといって野党は本件を批判・引きずり下ろしに利用するのではなく、国難には力を合わせるべきところで力を合わせ、建設的な提言をしていく必要があります。
それでも政権が意見具申を受け入れずに対応に失敗したのなら、そのときこそ本当に国民から見放されて終わるでしょう。
引きずり落としを狙って批判だけしていたら、同じ穴のムジナになってしまいます。たぶん、国民はその辺りをよく見ているので。
なお余談かもしれませんが、二期目に向けて盤石とも思える小池百合子都知事に万が一があるとすれば、この新型肺炎対策です。今のところ、都の体制もスピーディー・盤石なものとは思えません。
What has been observed is that marathon runners are up to six times more likely to get the common cold after a race.
マラソン後に風邪ひきやすい、って常識かと思ってたけど、案外ご存知ないんですね。 https://t.co/ku8DtEnjxN
— くすみん(内科医・久住英二)@駅ナカクリニック (@KusumiEiji) February 16, 2020
月末の東京マラソンは、極めて難しい選択になりますが、やはり中止を決断するのが最善手ではないでしょうか。
マラソンの後は風邪を引きやすいことが科学的にも証明されており、ここで弱った人たちに新型肺炎が拡散・重篤化するようなことになれば、それこそ五輪・パラリンピックが吹っ飛びます。
ここは大事を取って、結果として空振りでも「たいしたことなかった、良かったね」の方がいい。
【その他調査】
①内閣支持率
支持47%(−5) 不支持41%(+4)②政府のコロナ対策
評価36% 評価せず52%③桜を見る会の説明
納得13% 納得せず74%④国会は桜を見る会を優先議論するべきか?
優先議論するべき 18% そうは思わない74%#読売新聞世論調査— おちゃ???????? (@ishin_ocha) February 16, 2020
国会に話を戻しますと、最新の世論調査でも74%の方が「国会は桜を見る会を優先議論するべきではない」と回答しています。
首相のヤジ云々の問題も、明らかにいま論じるべき点ではありません。
国民の皆様から切なる期待に答えられるため、今週は建設的な国会審議が行われるよう、他党の皆様にも(喧嘩腰にならずに)呼びかけて参りたいと思います。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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