こんばんは、あたらしい党代表 / 北区長選挙公認予定者のおときた駿です。
できれば全般的な開票が終わってから考察を書くべきなんでしょうけども、明日も早いので現段階における所感を。
維新ダブル勝利、都構想の賛成票が支え 朝日出口調査:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM455QKFM45UZPS004.html
大阪の「クロス選挙」は、事前予想を覆して維新の「完勝」に終わりました。事前には維新苦戦・接戦が報じられていたものの、フタを開けてみれば予想以上に差がついた印象です。
この分析については色々と今後に行われていくのでしょうけども、まず思ったのは「やっぱり1+1=2にならなかったな」ということです。
今回、自民党が擁立した候補には共産党や連合(労働組合)など、様々な政党やいわゆる利権団体がくっつきました。
選挙戦中盤には、自民党推薦候補の応援のため、たくさんの利権組織の懸垂幕が選挙カーに垂れ下がり、また応援のためにマイクを持っている光景が見られました。
これによって多くの中間層・無党派層が離れたのだと思います。いやそれどころか、保守的な自民支持層を失った可能性も高いでしょう。
最初の接戦報道で、「イケる!」と思ったのかもしれません。勝ちたい、喉から出るほど票が欲しい、そうなると「見える票」がどうしても魅力的に写ります。
「見える票」とは、団体が積み上げるいわゆる組織票です。共産党や連合の応援を受ければ、この組織票が上積みされるんだと。
しかしながら、この組織票は無党派層の票とトレードオフの関係にあります。
がっつりと旧来の組織が応援している光景を見れば、しがらみを嫌う無党派層は逃げていきます。
もしも、当初の接戦報道が真実だとして、自民党推薦候補が共産党などと「野合」せずに一本槍で選挙戦を戦っていたら…
もっと肉薄した結果になったかもしれませんね。
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まあすべては結果論と言われればそれまでですが、そんなことを改めて感じた大阪クロス選挙の結果でした。
そんな私は変わることなく、あらゆる組織からの選挙応援・推薦・組織票に頼らずに、自らの政策一本槍で引き続ききたる選挙に臨んでいきたいと思います。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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