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大事なのは「守破離」。選挙という古典芸能にどう向き合うのか問題

日々のこと

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

本日は文京区・豊島区・北区の区境に位置する駒込駅へ。朝の最低気温や、風の有無に一喜一憂する日々が続いております(苦笑)。

駅頭活動がもっともハードなのは雪がちらつく2月。全身にホッカイロを貼り付けながら政策レポートを配布しておりますので、ぜひ駅で政治家をみかけたら、党派を問わず受け取ってみていただけますと幸いですm(_ _)m

さて、Twitterでこんなことをつぶやいたら、わりと反響がありました。

理不尽とも言えるほど長時間、駅に立ったり、後援会活動で個別でお宅を訪問したり、当選した後もお祭りや餅つきに足繁く通い…。

選挙の世界は「伝統芸能」と言われますが、一般の価値観からは遠く理解できないところで勝負が決まるものであります。

「選挙カーなんか意味ない」
「大事なのは政策の中身だ」
「ネットを使えば効率的、若い人に訴えかけたい」

という気持ちは死ぬほどよく分かるのですが、それで勝てるの?と言われれば極めて厳しいと言わざるを得ません。

「『あたらしい党』とか言いながら、結局古い選挙のやり方に固執するんですか?」

というご指摘は耳が痛いところで、新しいやり方のすべてを否定するわけではありません。それでも基本は「守破離」。まずは基本的なところを抑えた上で、新しいやり方に踏み出すべきだと思います。

例えば街頭活動や後援会活動を十分にやった上で、プラスαとしてYouTuberを目指して動画を投稿すればよいわけです。

選挙カーを使わないことも、その分は運動員を集めまくって自転車部隊・電話かけ部隊を結成できる見通しが立っているとかなら、検討しても良いかもしれません。

そういう土台なしに想いだけで突っ走るのは自殺行為ですし、結局は社会や選挙の仕組みを変えることにもつながらないでしょう。

「選挙カーなんて迷惑、そんなのを使う人には票を入れない」
「いきなりお宅に訪問されても不愉快、そんな人には票を入れない」

若い人ほど、こういう意見をおっしゃいますし、そちらに流されてしまいたくなる気持ちもわかります。

しかし、選挙カーを回したり後援会活動で地域を回らなければ、まず「迷惑なやつだ」とすら認識されませんし、認識されない政治家はいないものと一緒です。いない人に票を入れることはできません。

なんとか話を聞く時間を1分でも取ってもらい、「迷惑だ」と切って捨ててしまう無関心層に地域課題を伝える、危機感を感じて投票に行ってもらう。

これも政治家を志した人間のミッションだと信じ、私自身も地道な活動を続けています。

あたらしい党の候補者には、仕事を退職せずに選挙に挑戦する予定候補者が複数います。そうした新しい形でのチャレンジは後押ししますし、だからこそ当事者は選挙の「基本」を完全に抑えてもらう必要があります。

ちなみに最近、会派を一緒に組んでいるやながせ都議が選挙に関する動画をよくアップされています。

「新人候補たちが、伝えても伝えても活動しない」
「チラシの中身にこだわって、いつまでも活動を始めない人は落選する」

等といった悩みを吐露されており、どこの組織も悩みは一緒だなと思いました(苦笑)。

選挙という通過儀礼を勝ち抜き、なおかつ古い価値観に染まらないというのは極めて難しいことですが、「あたらしい党」の仲間たちであれば、それができると信じています。

真冬の活動、今がもっとも苦しい時期だと思いますが、ここを抜ければトンネルの出口はもうすぐ。やるのが嫌なことほど、有権者の記憶や心に残ったりするものです。

青雲の志を持つ新しい政治家が議会に送り出されるよう、私も引き続き精一杯活動し、また仲間たちの動きを後押ししていくものです。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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