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「学校」≒「子ども」が地域にとってすごーく大事な理由

日々のこと

今年の北区は公立小学校の「周年行事」の当たり年らしく、
開校◯◯周年になる小学校がなんと区内で6校も!
ありがたいことに毎週土曜日、式典に招待されています。

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本日は柳田小学校の60周年記念でした。

子どもたちと一緒に校歌や「北区のうた」を熱唱したり、
『よろこびの言葉』という

「おめでとうございます!(全員:おめでとうございます!)」

みたいな例のアレをするコンテンツでは(説明難しい。笑)、
合間に用意された小学生たちの合唱や演奏を聞きながら、
自分の幼少時代を思い出してほっこりさせてもらっています^^

…なのですが、やはりどうしても気になるのは
子どもたちの少なさです。

今は1学年1学級というところが多く、
しかも1クラスに10人ちょっとしかいない学校もあります。

少人数で先生からの個別指導が受けやすいのはメリットでもありますが、
やはりクラス替えがないというのは人間関係が固定してしまうので、
6年間もある小学校ではちょっとキツいのではないかなと思います。

そこで小学校の統廃合という計画が出てくるわけですが、
これには通学の利便性やOBOGたちのこだわりという問題以外にも
極めて大きな問題が立ちはだかります。

それは、公立小学校が地域経済の中心でもあることです。

街の商店街の小さなお店は、文具屋や体操用品など
近くの小学校からの大量発注で支えられている店が少なくありません。

いま考えると小学校には本当に色々なイベントがあったのですが、
その一つ一つが経済を刺激して地域の支えになっていたのですね。

子どもたちに直接関わる商品・商店ばかりではありません。
以前、近所の小学校付近のラーメン屋に行った際、

「昔は生徒が何百人もいて、先生も数十人勤務してた。
 土曜日になると毎週、用務員さん含めて50人前くらい出前をしていた。
 今じゃあせいぜい5人前くらいで、儲からないからお店は趣味でやってるよ」

なんてことを店長がおっしゃっていました。
かつてその小学校(王子第二小学校ですが)に大勢子どもがいたころは、
近所の飲み屋さんも仕事帰りの先生たちで賑わっていたそうな。

縮小したとはいえ、小学校が一つなくなることは
地域経済圏が一つ消滅することを意味します
まさしく、その近所にとっては死活問題…。

もちろん経済的な側面以外にも、小学校の行事があることで
地域のネットワークが出来上がりますし、まさに学校というのは
名実ともに「地域社会の中心」なのですね。

政治家を志してから様々なことを知る機会がありましたが、
考えれば考えるほど

「子ども」

という存在がどれほど社会にとって大事なものなのか、
日々日々痛感せざるを得ません。

子どもが減れば学校がなくなり、地域経済は縮小し、
これは勿論やがて社会全体へと波及していきます。
古今東西、子どもが減って栄えた国はありません。

価値観の多様化した現代において、
子どもをつくることを強要することはできませんが、

「産みたくても産めない」
「こんな社会では産みたくない」

と人々が感じることがないよう、政治がしっかりと
責任を果たして行かなければならないと改めて強く思う次第です。
まずは、東京都の子育て支援政策にしっかりと提言していきます。

…そして、小学校の式典に参加して
自分と同じ年くらいのPTAの方々を見る度に

「嗚呼…っ!」

とダメージを受けるのは内緒だ(苦笑)。
私も近い将来は、家庭を持ちますよ!キリッ

本日はこれから、葛飾区議会選挙の最終日応援に行ってきます。
それでは、また次回!

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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