こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
死者126人、不明79人 平成最悪の被害、西日本豪雨
https://www.asahi.com/articles/ASL79662YL79PTIL04V.html
天候はようやく回復に向かってきたものの、ついに豪雨災害による死者は百名を超え、平成史における最大の被害となってしまったようです…。
亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りするとともに、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
「赤坂自民亭」に批判、竹下氏「どのような非難もお受けする」
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180709-00000176-jnn-pol
有力国会議員たちが「これだけの災害になるとは予想もしていなかった」と述べているように、私自身も正直、地震や台風ではなく単独の「豪雨」でこれだけの被害が発生することは予想しておりませんでした。。
そして懇談会を開いていた議員たちは極端だとしても、政治家であればこうした時に
「何をやっているんだ、政治家なら何かしろ!」
「SNSをしているヒマがあるなら、現地に行け!」
などのご意見をいただきます。
しかしながら正直に申し上げれば、遠方にいる地方議員として災害発生時にできることは極めて限られているのが実情です。
とりわけ議員などの肩書を持つ人間が、「視察」や「支援」の名のもとに混乱が続く現場に訪れることほど、迷惑な話はありません。
無力な自分を歯がゆく思いつつも、ほぼ一般の方々と同じ立場で、いま自分自身にできることを模索していく必要があります。
平成30年7月豪雨、私たちにできる被災地支援は(Yahoo)
https://news.yahoo.co.jp/story/1015
では遠方に住む人間に何ができるのか?というと、上記のページに情報がまとまっています。
よく言われることですが、現地の混乱が収まっていないうちにボランティアに行ったり、物資を送ってもプラスにならないことが往々にしてあります。
近隣の方がスポットで手を貸すことはこの限りではないものの、特に遠方からの遠征になる場合、衣食住+ガソリン+現地の正確な情報を完全に自給自足できる体制で行かなければ、足を引っ張ることになりかねません。
そしてそのような体制が取れるのはほとんどプロしかおりませんから、(遠方に住む普通の人が)現時点でアクションを起こすのは得策とは言えないでしょう。
また、とりわけ水害は長期の支援が必要となることが予測されます。
数ヶ月単位で息の長い作業が発生しますから、初期の段階でボランティアに入れなくても、中長期的なニーズに労力を提供するのは有効な手立てです。
となるとやはり、遠方に住む私たちがいま確実に・手堅くできる支援としては、
●募金
●萎縮せずに経済活動を行うこと
の2点になると思います。
5000RT:【聖人】ヒカキン、西日本豪雨の募金を動画で呼びかけhttps://t.co/EVGxNiA8ha
実際に100万円を寄付しながら募金の方法を説明。「動画を観ている100万人の100円のほうがパワーがある」と協力を呼びかけた。 pic.twitter.com/IP0A0ZmlXQ
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年7月9日
人気YouTuberのヒカキンさんが、自らも多額の募金をしつつ協力を呼びかける動画を投稿して話題になっているようです。
私は政治家・議員という立場上、募金先にも一定の制限がかかるのですが、ぜひ皆様も募金による支援を検討いただければと思います。
引き続き現地の情勢を注視しつつ、首都東京の治水体制をいま一度見直し、必要な対策が取れるようにいま一度確認していく次第です。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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