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百条委員会における浜渦氏・赤星氏の不起訴処分を受けて

日々のこと

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

浜渦氏ら2人不起訴=都議会が偽証で告発-東京地検
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018033000584&g=soc

去る3月30日、昨年の百条委員会で「偽証」として告発されていた浜渦氏、赤星氏が不起訴処分となり、また後日、東京地方検察庁から、その処分理由は「嫌疑不十分」であることが発表されました。

この件については、今回の検察の判断について思うところがないわけではなく、改めて反芻し考えていたため対応が遅くなり大変失礼いたしましたが、かつて百条委員会の委員として告発に賛同した立場として、以下に私の見解を記しておくものです。

1.
告発に賛成した私の考えは後記のとおりでありますが、まず、検察当局によって、都議会が告発した件が不起訴処分になったことは、もとより重く受け止める必要があると考えております。

2.
先の百条委員会において、委員であった私は

・浜渦・赤星両氏の証言(「平成13年7月6日の『築地市場の豊洲移転に関する東京都と東京ガスとの基本合意』以降は、一切市場移転問題に関与していない」との趣旨の発言等)と、提出された記録資料及び他の証人による証言等を総合して得られる事実関係との間には、明確な乖離がある
・この乖離は、先の百条委員会の調査項目との関係で重要な点に関するものである
・そして、乖離があるに留まらず、両氏は、乖離があるであろうことを認識しながら証言した(敢えて記憶や認識に反する証言をした)

と考え、弁護士等の専門的な調査検討も踏まえて、告発すべき程度に偽証の疑いがあると判断し、偽証告発への賛成を致しました。

3.
したがいまして、一般論として(議会による)告発は慎重であるべきというのはその通りであるものの、今般の件については、当局(司法)に判断を委ねるべき問題であったと考えております。

4.
ただ繰り返しになりますが、詳細な理由・経緯等までは明らかにされていないものの、その結果として、不起訴処分(嫌疑不十分)という結論が出たことは重く受け止めなければなりません。

その上で都議会・都議会議員がなすべきは、引き続き市場移転問題の解決に取り組み、情報発信に努めることだと考えます。

5.
先の百条委員会についても、時間的制約等から、必ずしも解明できなかった点(建設費の高騰問題等)が残ることなど、反省点や改善点を残したことも事実です。

今回の結論と世論からの厳しいご指摘を受けて、都議会・都議会議員としての信頼を取り戻すためにも、市場移転問題を中心とした都政の重要課題に一層真摯に取り組んで参りたいと存じます。

引き続きご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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