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変わる立場、変わらぬ想い。新体制になって1ヶ月が経過した、都民ファーストの会について

日々のこと

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

新しい都議会の任期がスタートしたのは7月23日ですから、今日まででちょうど丸一ヶ月が経過したことになります。

もう一ヶ月…という感じがしますが、まだ一ヶ月とも言えます。新人都議たちに取ってみれば、新しい学校や会社に入学・入社し、4月を終えてGWの連休があけたくらいと言ったところでしょうか。

都議選から今日に至るまでの都民ファーストの会に対して、とりわけ情報公開や発信・議会運営に関しては、私の元にもネットを中心に多くの意見が寄せられています。

ブログがつまらなくなったとか、もっと自分の意見を表明しないと存在意義がないとか、辛辣なコメントも多々散見されますが、そんなことは当の本人が一番よくわかっています(?!)。

もちろん様々な組織運営について、個人としての思うところがないと言えば嘘になります。55人も議員が所属する大組織になれば、すべての意見が自分と一致するということはありえません

そこで自分の考えた通りにならない事がある度に、外向けに大声で異を唱えていれば個人的にはすっきりするし、一部の方からは喝采を浴びるのかもしれません。

しかしながら、そうして組織がバラバラになり、せっかく政権の第一党に与りながら、あっという間に崩壊した例を我々は身近に見てきたはずです。

組織に対して思うところがあるならば、対外的に発信する前にまず内部で議論を尽くし、最終的に決まったことには当面従う。

それを諦めずに何度も何度も、何度も繰り返すことで少しずつ組織に変化をもたらしていくのが、あるべき姿ではないでしょうか。

例えば一週間ほど前にも、東京都知事の特別秘書給与が「黒塗り」となって公開されていないことが報じられ、下記のようなご指摘・ご批判もあり大きな話題になりました。

以前のように無所属、あるいは小さな組織や野党的な立場であれば条件反射的に反応し、個人的な意見を述べることができたかもしれません。

一方で大きな組織≒与党であれば、まず内部で議論をして対応を協議して、しかるべき動きを創り出すことが求められます。

マスメディアや、特にネットの論調は早急な展開を求めるものですから、こうした変化や流れに不満をもたれる方が多いのは仕方ないことです。しかしながら、大事なのは結果を出すことです。

小池知事特別秘書の給与額、一転して公表 東京都:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASK8R6FB8K8RUTIL02M.html

いわゆる「外圧」によって物事を動かすことだけが、改革の方法ではありません。それはすぐには目に見えない分、フラストレーションにつながることは充分に理解しています。

ですが前述の通り、新体制が始まってまだ一ヶ月、一つの定例会すらこのメンバーで乗り越えていない状況なのです。

すでに現時点で「小池知事のイエスマンに成り下がった」「何もできない組織だ」と結論を下されるのは、さすがに拙速ではないでしょうか。

厳しいご意見も含め、都民ファーストの会にご注目いただけるのは、私個人は大変ありがたいことだと思っています。

「言い訳じみたことを!」

と思われる方も多いと思いますが、情報公開や議会運営にしても、市場移転問題にしても、私の信念や考えはまったく変わることはありません。

ローマは一日にして成らず。

まだ生まれたばかりのこの新しい組織で、都民の皆さまにお約束したことを目に見える形で実現できるよう、引き続き尽力してまいりたいと思います。

明日は朝から長丁場となる経済港湾委員会です。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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