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雨は選挙の大敵中の大敵!その最大の理由は「ポスター」にあり

日々のこと

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

今日は全国的に強い雨と風になり、めったに止まらない新幹線にまで影響が出ていたようですが、都内各地では都議選予定候補者陣営による「ポスター張替え」が行われました。

写真は都民ファーストの会の仲間である本橋ひろたかさん(豊島区)、山内あきらさん(品川区)のFacebookから拝借。

都議選関連で知り合いが多い方は、各種SNSにポスター張替えに勤しんでいる姿が多く見られ、

「何をやってるんだろう、この人たち…?」

と思った方も多いかもしれません。なぜ選挙直前に政治家たちがワサワサとポスターの張替えを行うかというと、いま現在街なかに張り出している自分の顔が入っているポスターが、選挙期間中は掲示NGとなるからです。

公職選挙法の定めにより、候補者の顔写真が入ったポスターを掲示できるのは「公営掲示板」と呼ばれる箇所のみとなります。

そのため、ギリギリまで自分の顔写真を街なかに溢れさせて名前を売りつつ、選挙が始まる直前には、党代表や政党公約などが掲載されている「政治団体ポスター」と言われるものに張り替えるか、または剥がす作業が発生するわけですね。

2012年の衆議院選挙のときは、文字通り徹夜で張替え作業をやったなあ…(遠い目)。

そんなこともありまして、選挙の告示日直前および当日だけは、とにかく雨が降って欲しくないというのが多くの陣営の本音でしょう。

雨が降るとポスターがカベにひっつかなくなりますし、どうにか貼れても粘着力が弱いので、数日するとすぐに剥がれてしまったりします。

特に選挙本番当日は、公営掲示板に各陣営が一斉にポスターを貼りにいくことになるのですが、雨が降ると作業効率が大幅に落ちることになります。

まあ、すべての陣営が同じ条件になるといえばそれまでですが…。

というわけで、本日の大雨を恨めしい目で見つめていた方は多いでしょうし、おときた陣営でも多くのボランティアスタッフがびしょ濡れになりながら、なんとかできる範囲でポスターの張替えをやってくれました。

根源的な話で言えば、この「ポスター」というアナログなもの、本当になんとかならないものですかね?!

公営掲示板をデジタルサイネージにするというアイディアについては以前に触れましたが、街なかに溢れる政治家ポスターとかもあまりセンスがないですし、先進諸国でこういう光景はあまり見かけない気がします。

過去記事:選挙の掲示板っていつになったらデジタルサイネージになるの?
http://otokitashun.com/blog/senkyo/5188/

こうした背景には文化的な理由もあるものの、選挙の「事前運動・本番運動」の境目が曖昧である公職選挙法にも大きな問題があると思いますので、物理的な面からも見直しが進むことを望むものです。

本日は大雨でしたが、明日明後日の天候はどうにか持ちそう。ということで逆に「今日が大雨で良かった!」と気持ちを切り替えて、引き続きポスター張替え作業に望むしかありません。

ポスター掲示にご協力を頂いた店やお家の皆さま、スタッフが張替え作業に伺うかと思いますが、宜しくお願いいたします。

そしてポスター張替えをしている人たちを見た方々は、「ああ、選挙ってアナログで大変なんだな…」と、思いを馳せていただければ幸いです?!

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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