こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
先日はまた「橋下×羽鳥の番組」にお声がけいただき、収録に参加してきました。オンエアは来週(17日)月曜日です。
番組がそろそろ1周年ということで、1年前に話題になっていたニュースを振り返るというもの。
その中の一つが「舛添問題」であり、海外視察や公用車、情報公開のあり方について議論が行われました。
一連の舛添問題については、小池知事が設置した都政改革本部の方で詳細な検討や報告書の作成が行われたのですが、あまり知られていないのでこの機会に紹介しておきたいと思います。
知事の海外出張及び公用車の運用のあり方に関する報告(PDF:1.3MB)
http://www.toseikaikaku.metro.tokyo.jp/kaigi05/naibutousei/2-1_houkoku.pdf
(第5回都政改革本部資料より)
たとえばわかりやすい「公用車」の点を取り上げると、舛添知事の時代には毎週のような湯河原通いや公務とは言い難い自宅への立ち寄り、またコンサートや野球観戦にまで利用していたことが問題とされました。
それを許してしまっていた原因の一つが、情報公開の不徹底です。
旧来のルールでは、情報公開請求によって開示される知事日程において、政治的な活動は「政務」としか記載されず、その詳細は一般都民には謎のままでした。
これでは一定の調査能力を持つマスコミなどが事実を報道しない限り、その「政務」が公用車を利用するに妥当なものなのかどうか、外部から検証することは非常に困難です。
そこで、現在の都政では上記のように「政務」の詳細が知事日程に記載されるように改善され、情報開示請求をすれば適切なチェック機能が発揮されることが期待できます。
その他にも上記のように、(当たり前の)基本ルールが再確認・定義され、現在の小池都政では知事を含む執行機関においては、非常に厳格な公用車運用が行われています。
余談ですが、それに比べて高級車レクサスを含む23台の公用車を所有している議会側については、ほとんど野放し状態が続いています。
参考:議長車は高級車レクサスLS600hL、都議会自民党の合計利用日数が3,112日/年…都議会の公用車、その利用実態が判明!
http://otokitashun.com/blog/togikai/13254/
我々としてはこうした公用車のあり方を見直し、廃止も含む大幅削減を公約として提案していくことも検討している次第です。
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五輪や市場問題の影に隠れている都政改革本部による見直しは、様々な分野に及んでいます。また折に触れて、私の方でも紹介していければと考えています。
「橋下×羽鳥の番組」ではどこまでコメントが使われるかわかりませんが、よろしければ17日のオンエアもぜひ御覧くださいませ。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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