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「まえがき」を先行公開!新著「東京都の闇を暴く」3月16日(木)に発売します

日々のこと

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

一般質問&百条委員会がすし詰めされた本日は、休憩時間まで事前協議でヘトヘトに。そして明日は自分の出番となりますので、本日は簡潔に告知&オマケをば。

待望の(?!)新刊を発売します!!

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東京都の闇を暴く / 新潮新書
(クリックでAmazonページへ)

「本を出すことが人生の目標の一つ」と言い続けて三十余年。昨年ついに「ギャル男でもわかる政治の話」出版でその夢を叶えましたが、こんなに早く二冊目が出せるとは思いませんでした。

しかもあの新潮新書からということで、身が引き締まる思いです。

世間を震撼させた舛添問題から小池百合子知事誕生に至るまでの裏側や、「都議会のドン」率いる東京都議会の正体、そして硬派に都政の政策課題まで網羅した、センセーショナルなタイトルに負けない充実した内容になっていると自負しております。

なおタイトルについては、私はもうちょっと地味なのが良かったのですが、出版社&編集者が激推しするもので落ち着きました。編集者K氏のセンスを信じます!!←

一部ブログからの引用があるものの、8割以上がこの新書のための書き下ろしです。昨年後半、通常業務&育児の裏側でヒィヒィ言いながら執筆していて死にかけましたが、いよいよ形になると本当に嬉しいもの^^

そして本書を通じて、一人でも多くの方に東京都政を理解していただければ望外の幸いです。

発売日は3月16日(木)で、すでにAmazonでは予約受付を開始しております。Amazonランキング1位を取得できると売上に大きな影響が出るので、ぜひこちらから予約購入いただけると泣いて喜びます。

以下に、本書のまえがき(「はじめに」)を掲載しておきます。お試し読み大歓迎、ぜひともご一読くださいませ。

明日の一般質問、登壇の出番は15時半~16時ごろの予定です。今日の様子を見ると満席にはならなそうですし、インターネット中継もございます。

そちらも合わせて、よろしくお願いいたします。

それでは、また明日。

はじめに

2016年夏に小池百合子知事が誕生してから、早くも半年が過ぎようとしています。その間、連日連夜にわたってニュースやワイドショーは都政の話題を取り上げ、いまなおテレビで取り上げられない日はほとんどない状態と言えます。「小池百合子知事になって、初めて政治や都政に興味を持った」「東京都がこんなことになっているなんて、まったく知らなかった」という声も非常に多く聞かれます。

それもそのはずです。東京都政も、それに対峙する東京都議会も、「いつどこで誰が何を決めているのかわからない」といういわば「ブラックボックス」に、長い間閉じ込められていたからです。都政が大きな話題になるのはスキャンダラスな事件ばかりで、約13兆円もの予算規模を誇る巨大行政であるにもかかわらず、その本質は多くの都民・国民に伝わることのないまま今に至りました。国政であれば大きな問題になるような不透明な意思決定プロセス、あるいは利権・癒着といった問題が、都政や都議会においては未だに温存されているような例も見られます。

こうした「闇」に光が当てられることを、私はかねてから切望し、また自分自身も微力ながらネット等のメディアを通じて情報発信を続けてきました。

政治にとって最大の敵は「無関心」であり、小池都政の誕生によって一地方政治に過ぎない都政に注目が集まっているのは非常に素晴らしいことです。反面、マスコミが取り上げるのは都政や都議会のほんの一部に過ぎず、ともすればセンセーショナルな話題ばかりが先行することになります。

都知事とは一体、どんな存在なのか。それに対峙する都議会と都議会議員の役割は何か。豊洲市場や東京五輪、「都議会のドン」や歴代知事、知事辞任から次期都議会選挙まで、テレビを賑わす諸問題はいったいなぜ生じてしまったのか……。こうしたことを体系的に理解できれば、いまの都政や都議会にどんな変化が求められているのか、より一層おわかりいただけるのではないかと思います。

しかしこれまでの多くの都議会議員たちは、極めて閉鎖的で因習が支配する「ムラ社会」の中にあり、対外的な発信に熱心な議員は存在しませんでした。情報発信をしようとする新人議員がいたとしても、所属する政党に存在する「大物」「長老」と呼ばれる議員たちに諌められ、都政や都議会にとっての「不都合な真実」は隠され続けてきたのです。その点、私は無所属議員であり、そうした制限のない自由な立場で活動しています。いまなお365日、ブログやSNSで都政や都議会の情報発信を継続しており、それが古い議員たちに目の敵にされたことは一度や二度ではありません。

そんな私にしか書けない内容を、余すところなくまとめたものが本書です。都政への関心が高まるにつれて、雨後の筍のように「小池本」「都政本」が出版されています。しかしながら、都政に対峙する都議会の立場から、あるいは当事者である都議会議員の立場から書かれた書籍は存在しませんでした。

私は2013年に、7年間勤めた民間企業から一念発起して政治の世界に飛び込み、いま都議会の1期生として活動しています。その間、猪瀬直樹氏、舛添要一氏という2代続けての不祥事による都知事辞任劇や、壮絶な闘いを勝ち抜いて小池百合子知事が誕生した選挙戦、そしてその流れの中で王者然と君臨してきた「都議会のドン」の姿を、当事者として誰よりも近くで見てきましたし、皆さんに一番近い「普通の感覚」「庶民の目線」でこの問題を捉えてきたという自負があります。

本書ではまず第1章で、都政を揺るがすことになった舛添問題の裏側や、小池百合子知事誕生に至るまでの経緯を振り返り、都政や都議会を取り巻く摩訶不思議な力関係を解き明かします。

その上で第2章・第3章では、こうした舞台のステージとなった都議会の正体と、その舞台の上で活動する都議会議員とはどういった存在なのか、そして「影の主役」である都議会のドンとは一体なんなのかを、都議という「出演者」の立場から忌憚なく述べています。

一転して第4章では、都議会のカウンターパートである都政について、そこで働く都職員の仕事や本質にスポットライトを当てることにより、都知事に求められる役割や能力を明らかにし、今後の小池都政の「東京大改革」の方向性を分析していきます。

そして第5章では、2020年東京五輪や豊洲市場問題といった、現在の都政を語る上で外せない話題に加えて、財政状況や待機児童問題、天下りといった象徴的な政策課題をいくつか取り上げることで、都政についてより深く理解していただけることを目指しました。

本書をお読みいただければ、テレビや新聞、ネットなどのニュースでは断片的にしか伝わらない東京都議会の正体と、そしてそれを改善するために必要な「東京大改革」の本質がおわかりいただけるはずです。民主主義社会において政治は、議会は、有権者の意識が変化することなくして変わっていくことはありません。

本書を通じて一人でも多くの都民・国民の皆さまに、都政や都議会を取り巻く危機的状況、そしてその改善のためには何が必要かということが正しく伝われば望外の幸いです。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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