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与謝野派&内田派の合体は、悟空とベジータが手を組んだようなもの?!今年最初の天王山・千代田区長選を徹底解説

日々のこと

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

今日は「都民ファーストの会」としても推薦を出している石川まさみ千代田区長の事務所にて、来る千代田区長選挙(2/5投開票)に向けてのミーティングに参加しました。

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折しも本日の夕方に自民党推薦となる対抗馬・与謝野信氏が出馬表明を行い、これにて選挙の構図が正式に固まったことになります。

千代田区長選:自民、小池氏と対決へ…与謝野氏が出馬表明 – 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170114/k00/00m/040/060000c

千代田区と言えば、言わずと知れた都議会のドン・内田茂氏のお膝元であり、半年後の都議選に向けた前哨戦とも呼ばれているわけですが、最近ワイドショーなどでも取り上げられるこちらの千代田区長選挙の経緯について、私の方でも解説しておきたいと思います。

まず現職の石川区長ですが、3期目までは自民党=内田茂氏の推薦の元で、区長として当選し続けてきました。

ところが、4期目出馬の際には区政運営を巡って内田茂氏と対立。2013年の区長選では内田茂氏が対抗馬を擁立しての「保守分裂選挙」となったものの、からくも現職の石川氏が当選することになります。

後述するように実はこの時、石川区長4期目当選の立役者となったのが、石川区長の支援に回った「与謝野派」自民党員たちでした。

こうした流れの中で、自民党≒内田茂氏が「与謝野ブランド」を持つ与謝野信氏を擁立した意味を考えて見ると、実に興味深いことがわかります。

与謝野馨氏といえば、千代田区を含む東京一区を地盤とした大物政治家です。一方で内田茂氏も、千代田区を地盤とする「都議会のドン」。

両雄相容れずを地で行き、千代田区内においては「内田派」「与謝野派」というように、自民党内で派閥が別れていました。

そのため、上記の2013年区長選では「与謝野派」が石川区長の支持に回って自民党が事実上の分裂、これが当選への原動力の一つとなりました。いわば与謝野派と内田派は、積年に渡る「犬猿の仲」だったというわけです。

にもかかわらず今回、自民党は「与謝野信」氏を擁立し、それを内田茂氏が全面支援をすることになりました。小池百合子という強大な対抗勢力を前に、ついに往年のライバルが手を組んだのです。

これは千代田区政の歴史を振り返れば、まさに悟空とベジータが手を組んだ夢のゴールデンタッグのようなものと言えます。

ちまたの報道などを見ると、

「ただでさえ現職が強い区長選挙において、小池知事の支持までついた石川区長が負けるわけがない」

という論調が目立ちますが、ご覧のように自民党も総力戦。千代田区内に根強く残る「与謝野ブランド」に加えて、現在進行形で巨大権力を操る「都議会のドン」の組織力が加われば、結果がどうなるかは極めて不透明な状況です。

というわけでわれわれ都民ファーストの会も、強い危機感を持って今回の選挙戦に臨みたいと思っています。

千代田区長選挙は2月5日(日)が投開票日。東京大改革の進展を占うこの闘いにぜひともご注目いただき、千代田区民の方々はいま一度、石川区長の政策実績などにお目通しいただければ幸いです。

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石川まさみ公式HP
http://ishikawa-masami.jp/

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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