こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
何やら、またも野上ゆきえ都議(江東区選出)にSNSで喧嘩を売られたようなので(苦笑)、馬鹿らしいことだとは思いますがきちんと論破しておきます。
例えば議会内のルールで立ち行かなくなったら議員が自ら議会内でルールを変えるべく議員同士働きかけます。これは社内ルールと一緒です。変えられます。その努力をしない、対話しない、対話するとしたら弁護士雇って質問文で、とか全くありえません。 https://t.co/9OxwwmIaRR
— 野上ゆきえ 東京都議会議員 (@nogamiyukie) 2016年8月7日
各会派の議員の皆さんは〝ルール〟に沿って喧嘩します(笑)政治的な闘争のようなものもありますが、まずは人間として信頼できることが党派を超えて重要なことです。会話を勝手に録音とか、やり取りメールを公開とか議員は皆しませんよ。 https://t.co/9OxwwmIaRR
— 野上ゆきえ 東京都議会議員 (@nogamiyukie) 2016年8月7日
まず彼女が引用しているジャーナリストは、甚だ不確かな情報ソースで人の誹謗中傷ばかりされている方なので、多くの政治家に相手にされていません。
で、その方の言葉を引用しながら野上都議が私に突っかかってきているわけですが(ご丁寧にこの前には、週刊文春ネタまで引用RTして…)、これだけ見ると何のことやらわからないと思いますので、解説します。
結論から言うと野上ゆきえ都議は2013年7月、自分の立場を幹事長と偽り「所属議員異動届」を提出し、自らと意見が異なる4名の都議会議員を強制的に離脱させる「文書捏造」行為を行なったというトンデモない方です。
この写真がその現物。
7名の会派所属都議会議員の多数決で、4:3で負けて幹事長に選出されなかったにも関わらず、勝手に幹事長を名乗り議会局に書類を提出し、多数派の議員を追い出すというありえない行為に手を染めました。
その時の経緯は過去記事できっちり説明しておりますので、ご存じない方はこれを機会にぜひお読みいただきたいところです。
他党の内ゲバの火の粉が飛んできたので、一回だけ振り払っておきます
http://otokitashun.com/blog/daily/8491/
さらに2013年当時に書いた記事はこちら。きちんと記録というのは残しておくものですね…。
【緊急】みんなの党の都議会会派について
http://otokitashun.com/blog/information/1283/
新会派「みんなの党」結成に至る過程についてご報告
http://otokitashun.com/blog/information/1292/
以上の経緯の中で、私たちは両角都議が幹事長に選出された際の会議の録音をしていましたし、野上都議みずからが「幹事長内定者は両角都議」と認めて送ったメッセージも持っていましたので、そのデータを一部ブログや記者会見で公開し、
●野上都議が当時は幹事長ではなかった=届出を出す権限はなかったこと
●我々の意に反して、勝手に離脱届(所属議員異動届)を「捏造した」こと
を証明しました。さらに水掛け論になるのを防ぐために弁護士を通じて公的な形で、
「あなたはいつ、会派の幹事長に選出されたのか?」
「どのような権限をもって、議会局に所属議員異動届を提出したのか?」
という質問状を提出させていただいたわけです。これに対しては野上都議の代理人を名乗る弁護士から、
「私が代理人に選出されました。回答にはしばしお時間をいただきたい」
という書面での連絡が一度あったきり、今に至るまでなんの回答もありません。
■
こうした経緯を指して野上都議は、
「会話を勝手に録音した」
「やり取りメールを公開した」
「弁護士を使って質問をしてきた」
とこちらを批判されているようですが、意味がわかりません。
そもそも貴方が所属議員異動届を「捏造」することがなければ、録音やメールが公開されることはありませんでした。また会派総会という公的な会議については、議事録や録音などの記録を残すのは問題行為ではないはずです。
さらに最後の弁護士云々に至っては、野上都議ご自身も代理人を立てて連絡をしてきた経緯があり、完全に支離滅裂です。なんですか、「ルールに沿った喧嘩」って?
こちらは当時の録音・議事録・メッセージのやり取りすべてから、野上都議が会派の幹事長に選出された事実はなく、所属議員異動届は「捏造」されたものだと明白に証明できます。
野上都議は議場や廊下で会った際に、挨拶をしてもこちらをあからさまに無視する態度を取り続けておりますけど、こちらは公開討論でも法廷論争でも、すべて受けて立つ用意があります。
私自身のことはブロックしているTwitter(!)で何やら批判めいたことを吠える時間があったら、代理人弁護士とやらを通じて下記の質問にお答えいただけますよう、重ねてお願いをしたいところです。
もちろん、直接お答えいただけるのがベストですけどね。その覚悟があれば。
■
…野上都議の場合は「都議会のドン」と違って単なる小悪党ですし、済んだことなので今になってことさら事を大きくするつもりはありませんが、こうしたトンデモない行為をする都議が存在することは、いま一度ぜひ多くの方に知っていただきたいなと思います。
民間の常識では考えられない、ウソや欺瞞が存在すること。
当選を重ねた「期数」が絶対であり、上位は何をしても許されると思い込んでいること。
※当時野上都議は当選3回目の3期生で、他の都議はみな1期生だった
こうした「都議会ムラ」の悪しき因習を、2020年東京五輪の前に一掃しなければ、開かれた都政など夢のまた夢です。
権力争いや仲違いのネタばかりで申し訳ありませんが、都議会の内側って本当にこのレベルなんです。3年間抗い続けてきましたが、諦めません。絶対に、自分が都議会にいる間に変えてみせます。
内情についてはできる限り、わかりやすく情報発信を続けて参ります。皆さまからもぜひ引き続き、高いご注目をいただければ幸いです。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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