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新会派「みんなの党」結成に至る過程についてご報告

お知らせ

本日、新会派「みんなの党」は添付写真のような

「確認書及び抗議声明」

を出すとともに、16時半より記者会見を行いました。

IMG_1780

繰り返しになりますが、野上幸絵都議より一方的に提出された
会派異動届(離脱届)は、我々の意思にまったく反した許し難いものです。

とはいえ、これ以上は言葉を尽くしても泥仕合。事態の打開は図れません。
私からの発信は今回で最後とさせていただこうと思います。

本日の記者会見でも提出させていただきました、

『東京都議会会派「みんなの党」結成に至る過程について』

を下記に転載いたします。
私たち自身の手で事実のみを時系列に記載した文書ですから、
こちらを持って我々からの最終報告とさせていただければと存じます。

また本日、渡辺代表から本件について
記者会見上でも発言があったようです。
こちらも合わせてご確認いただければ幸いです。

2013年7月26日 渡辺代表 記者会見
http://youtu.be/Ria3P-Y57N8
※4分30秒~14分あたりが都議会について

最後に、今回の騒動で不信を抱かせてしまった
都民の皆様、有権者の皆様に改めまして深くお詫びを申し上げます。

政治不信を払しょくするためにこの世界に飛び込んできた私が、
いきなりこうした事態をご報告する運びになってしまったことは
一重に自分自身の力不足でもあり、これほどお恥ずかしいことはありません。

しかしながら、この政治の世界にはこのような理不尽なことがままあると聞きます。
これをつまびらかに明らかにしていくことも、新人議員としての私の役割です。

このような詳細な報告を公開することにさまざまなご意見もあるかと存じますが、
私は自分に与えられた言葉と文章で、政界の実態を明らかにし続けてまいります。

今後ともご指導ご鞭撻、宜しくお願いいたします。

東京都議会会派「みんなの党」結成に至る過程について
みんなの党 東京都議会議員
両角穣、上田令子、塩村文夏、音喜多駿

7月6日(土)7:00
第一回都議団ミーティング

人事について初めて本格的な会合を持つ。

・7人会派には、委員長ポストが1つ回ってくること
・委員長ポストは、一期生では務めることは難しいし、前例もない
・まずは各会派との協議を行う「世話人協議会」に出席するものを2名決めるが、
 このうちの1名が幹事長(会派の代表者)となることが通例である

上記3点が野上幸絵都議から説明される。

このため、委員長ポストは野上都議が就任することを内定し、
唯一の多選者ということで世話人協議会にも出席いただく旨を確認。
もう一人の世話人協議会出席者、つまり幹事長ポストには両角穣都議と田中朝子都議が手を挙げた。

この日の会合には宮瀬英治都議が体調不良で欠席していたため、
もう一人の世話人協議会出席者の決定は行わず次回MTG日程を決め、散会。

7月8日(月)18:30~
第二回都議団ミーティング

世話人協議会の出席者に両角穣都議、田中朝子両都議の2名乗りを上げていることを意思確認。
人選の話にうつるが、「当事者が二人だけで話し合い決める」ことになり、散会。

7月9日(火)13:00~
両角穣都議、田中朝子都議の会談

議論は平行線となり、世話人協議会の出席者を決めるに至らず。
当事者2名を除いた5名で話し合いをして欲しいとの旨で差し戻される。

7月17日(水)23:00~
都議5名よるミーティング

両角、田中両都議を除く5名にて、多数決にて世話人協議会出席者を両角穣都議とすることを決定。
今後、両角穣都議が「幹事長内定者」として会合の音頭を取っていくことを確認し、
その旨の議事録も野上都議ご自身より流れる。

7月21日(日)16:00~
第三回都議団ミーティング

野上幸絵都議より、世話人協議会出席者(幹事長内定者)人事に対して、

「議会局との交渉の結果、委員長ポストを一期生が務められることが確認できた。
 前提条件が変わったので、幹事長ポストを再考したい」

との動議が出される。
前提条件が一方的に変更されたこと、その変更を確認できるのが
野上都議だけであることなどから議論が紛糾。結論が出ず、次回に持ち越される。

23日からの任期スタートにあたり、会派結成届を当面提出しなければならないことから、
唯一の現職野上幸恵都議を代表者として7名の会派結成届を提出。

ただし、この書類にある代表者はあくまで「(議会局との)手続き上の窓口」
であり、幹事長ではない旨は全員で確認・共有した。

7月23日(火)13:00~
第四回都議団ミーティング

幹事長人事について議論をするも、多数決を良しとする意見と、
多数決では納得できないという「決め方の決め方」について折り合いがつかず。

26日から会派の協議会(世話人協議会)が始まることを鑑み、25日には
「極めて優れた対案(選挙以上の決め方)がない限り、選挙を必ず行い結論を出す」ことを確認して散会。

7月25日(木)14:00~
第五回都議団ミーティング

冒頭、野上幸絵都議から維新の会東京都議団から合同会派についてのオファーがあった旨が告げられる。
(また本件は、会議の前日深夜の段階でメッセージでも7名全員に送られていた)

「合同会派を組むことになれば9人になるわけだから、幹事長を
 この7名だけで決めるのはおかしいのではないか。まず会派の話しをしたい」

との発言が野上都議よりなされるが、

「7人で会派を組むと決めたのだから、自分たちの代表者である幹事長を決めるのが先決。
 先方の会派・幹事長がすでに決定しているのだから、こちらも幹事長が窓口となって先方とやり取りをするべき」

という意見が多数を占め、幹事長の決議にうつる。

多数決を良しとしない3名が選挙は棄権する旨を宣言したが、
選挙の結果については「会派の決定」として手続きに入ることを確認。

野上都議は、選挙を実施するなら世話人協議会の出席者を辞退する旨を宣言し、
議会局に変更の手続きをしてくると言い残して退席した。同じく田中朝子都議も
選挙を棄権する旨を宣言して退席。

投票は棄権したがその場に残った宮瀬都議を開票人、立会人として選挙を実施し、
4票を獲得した両角穣都議を都議会みんなの党幹事長として決定した。

17:00~
東京都議会議会局の別宮議事部長の部屋に両角、上田、塩村、音喜多の4名で訪問。
挨拶かたがた、世話人協議会出席者の変更届が出されているか確認するも、現時点では出されていないとのこと。

そうである以上、明日の世話人協議会は両角、野上の2名で出席する旨を確認して退席。

18:37~
野上都議より両角都議に入電。こちらの4名を会派離脱させ、
3名が都議会みんなの党として活動していくことを一方的に宣言される。

19:00~
事態の異常に気付いた両角、音喜多両名が議会局に戻り、
別宮部長より野上都議が一方的に提出した「会派異動届」が出されている旨を説明される。

あまりにも前例がない事態のため議会局では判断ができず、都議同士の話し合いで
結論を出して欲しい旨を依頼される。ほどなく上田都議、塩村都議の2名も合流。

両角都議から野上都議に連絡を入れるも協議を拒否され、議会局の別宮部長に間に入って交渉を行うも、
先方は虚偽の会派異動届を取り下げることを固く拒否。議会局スタッフにもギリギリまで待ってもらったが、
明日からの世話人協議会のスケジュールに我々の内紛で迷惑をかけられないことから、苦渋の決断として新会派の結成届を提出。

以上

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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