もっと、新しい日本をつくろう

「他の人でもいい」仕事を「自分だけのもの」にできた時、自信と誇りが生まれる…のかも。

日々のこと

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
本日は「東京高校生未来会議」という、都内の高校生が集まって
政治課題をディスカッションするイベントにお招きいただきました。

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下村博文前門下大臣や蓮舫議員・世田谷区の保坂区長など
錚々たるゲストが参加し、連休中にも関わらず50人を超える高校生たちが
白熱した議論を重ねておりました。

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子供の貧困問題や待機児童についての質問もあったのですが、
やはり参加者は高校生ということで

「どうして政治家になったんですか?」
「政治家になって、どんなことがやりたいんですか?」

という進路・キャリアに関わるものが多く、
その中でも一人だけ、私のブログやインタビュー記事を
読んでくれている女の子がいました(これは嬉しい!)。

で、彼女に聞かれたのが

「あれだけ発信していて、怖くないんですか?」
「批判を沢山されて、それでも続けられる理由はなんですか?」

…どうしてなんでしょうね?
と一瞬考えたのですが、たまたま昨日から購入して読んでいる、
はあちゅうの小説に書いてあったこんな一説が浮かんできました。

「その人である理由を自分で作ることができれば、
 どんな仕事でもその人のものになるの」

(「とにかくウツなOLの、人生を変える1か月」より)

これは自分の仕事に自信が持てず、
「仕事がつまらない」「私以外でもできる仕事」と
悩める主人公に、メンターであるキャラクターが投げかけるセリフです。

ちょうど最近は舛添さん関連の記事を書く度に
左右からフルボッコにされておりまして(号泣)、

「そんなのマスコミの仕事」
「議員がやるようなことじゃない」
「もっと他に時間を使え、『仕事』をしろ!」

という批判がけっこうあって、色々考えさせられたところだったのです。
でも現実問題としては、ロンドン市やボリス市長の情報まで調べて、
それを数値化して比較情報を出したのは私だけだったわけですね。

やろうと思えば、他の誰かにだってできたことかもしれません。
実際、大手マスコミにはロンドン支局とかあるだろうから、こういう取材を
したらいかがですかと投げかけたけど、実際に動くことはありませんでした。

結果としてその記事は数十万人の人たちに届き、
テレビや新聞、ネットニュースも後追いをする状況になりました。

これは仕事を「自分のものにした」と言って良いのではないでしょうか。

そもそも政治家の仕事ってとても曖昧なものだし、
身の回りのものすべてと言っても良いくらいなんですけど、
幸いなことに私は「自分だけにできること化」して、誇りと自信を持ってやっています。

「政治の世界は数だ」
「そんなやり方は通用しない」

どれだけ多くの人に言われたことかわかりませんが、
もはやそんなことはないと自信を持って…いや半信半疑ながら、
それでも主張することができます。

誰にでもできるような仕事を、
自分にしかできない仕事にするのは、自分自身。
そしてどんな仕事でも、「自分だけ化」ができる。

それに成功した時はじめて、
自信と誇りが「批判への恐怖」に打ち勝つのかもしれませんね。
なので前述の女の子には、

「批判は怖いし気分も良くないけれど、自分にしかできないことだから
 プライドを持ってやって楽しくやってるよ」

とお答えしておきましたとさ。

というわけで短い時間でしたが、
今日お話した高校生たちが社会で輝くことを大いに期待したいと思います。

そして連休後半戦として、本日深夜から東北にボランティアに行って参ります。
なんで熊本じゃなくて東北?というところですが、
息の長い支援の真骨頂ということで。

皆さまも充実したGWをお過ごしください。
それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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