こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
今日は母校の海城中学・高校の年に1度の同窓会でした。
卒業から14年が経ち、例年参加者も10名程度と低迷していましたが、
今年は20人以上の卒業生が集まりました!毎年幹事をしてくれるメンバーに、
改めて感謝をしたいと思います。
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そして同窓会の中では、弁護士になった同級生2名と語り合いまして、
彼らは児童相談所の案件になるような非行少年・少女の弁護など、
非常に社会的に難しい問題の弁護も請け負っておりました。
そんな彼らと共通していた所感は、
「高校や大学時代は、社会問題がこんなにあると実感できていなかった」
ということ。
あまり大っぴらに言うことではないお恥ずかしい話ですが、
進学校から有名大学に進学した我々って、所詮は
「社会の上澄み」
なんですよね。
もちろん校内でも非行や問題行動などはありましたけど、
いま思えば「可愛いもの」という範囲だったような気がします。
以前にもどこかで書きましたが、私自身も政治家になって初めて、
様々な団体や当事者から陳情や相談を受け、この社会にある沢山の問題に
実感を持って取り組めるようになったと感じています(社会的養護・障害者政策など)。
誤解を恐れずに言えば、まだまだ「政治家・議員」という職業は、
万人が誰でもなれるような職業ではありません。資金面も含めて参入障壁は高く、
一般的には「エリート層」「社会の上澄み」が就任していることが多いでしょう。
もちろん、そうした人々は教養や豊富な人脈など、
メリットとしては多くの社会資本を持っています。だからこそ、自分たちに不足している
「実感」や「経験」の重要性を忘れてはいけないのではないでしょうか。
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医師に弁護士、経営者に大企業の要職者など、
同級生たちは眩しいほどのキャリアを歩んでいます。
この人脈をたどれば、多くの人やモノ・コトにたどり着くことができるでしょう。
それは大きな強みである反面、
政治家としてもっとも大切な
「庶民感覚」
「社会課題に向き合うこと」
「当事者たちに共感すること」
を希薄にする恐れもある…
そうした危機感を強く持っていかなければならないなと、
そんなことを感じた同窓会の一夜でありました。
あまりこういうことを書くのもどうかと思いますし、
多くの政治家は大っぴらにしないことだと思いますが、
自戒も込めて残しておきます。
同級生たちと切磋琢磨しつつ、
多くの視点を持てる政治家になれるように努力する次第です。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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Tags: 政治家の責務